9月 8日
ホフマン  大森 誠
ニクラウス  森永 朝子
リンドルフ  鹿野 章人
オランピア  小川 えみ
アントニア  矢島瑪紅美
ジュリエッタ  兼杉三枝子
ステッラ  平盛友佳子
アンドレア  斉藤 忠生
ルーテル  山口 俊彦
ナタナエル  小原 啓楼
スパランツァーニ  三浦 安浩
ヘルマン  西 拓也
シュレミル  山根 春夫
アントニアの母  石野和佳子

9月 9日
ホフマン  土師 雅人
ニクラウス  安念 奈津
リンドルフ  田辺とおる
オランピア  金澤 典子
アントニア  山口 彩
ジュリエッタ  石渡千寿子
ステッラ  平盛友佳子
アンドレア  森田 澄夫
ルーテル  井上 白葉
ナタナエル  三浦 安浩
スパランツァーニ  小原 啓楼
ヘルマン  山根 春夫
シュレミル  西 拓也
アントニアの母  石野和佳子

 解 説

「ホフマン物語」 −見果てぬ夢−
E・T・Aホフマンはドイツ生まれの実在の詩人だった。オペラ「ホフマン物語」はこの詩人が 今恋している歌手ステラを、隣の酒場で待ちながら学生達に過去の三つの恋の思い出を 語る仕組みになっている
絶世の美人、実は自動人形のオランピア、胸を病みながら歌に命を燃焼させるアントニア、 妖艶なヴェネチアの娼婦ジュリエッタ。三人への恋をいつも引き裂く「敵」は悪魔なのか、 それとも運命なのか。
語り終えたホフマンは、悲しみに酔いつぶれ、またしても「敵」ステラとの逢う瀬を妨げられ る。この時ホフマンの親友ニクラウスは消え、かわりに詩人ミューズが背後に立つ。
「恋によって人は偉大になり、涙によってもっと偉大になる!」
ミューズの言葉によってホフマンは我に返り、深い慰めを得る。
もちろんオペラの中のホフマンは、ホフマンの実人生そのままではない。又ステラを含む 四人の女性は同じ人物であり、恋を引き裂く四人の男も、実は同じ人物の化身であるとい う解釈も成り立つだろう。
「オペレッタの王様」オッフェンバックは、このただ一つのオペラに精魂を傾け尽くして世を 去った。ステラが歌うオペラは「ドン・ジョヴァンニ」だという想定は、オッフェンバックのモー ツァルトへの限りない愛を今に伝えている。

雑喉 潤 (音楽ジャーナリスト)

2001年 9月 8日()  6:00PM開演
  9月 9日()  2:00PM開演

神奈川県民ホール 大ホール



総監督  永田優美子
指 揮  渡辺 麻里

 (オランダ・チルクス劇場指揮者)
演 出  ヴィンフリート・バウェルンファイント

 (前ベルリンドイツオペラ演出部長)
管弦楽団  神奈川フィルハーモニー管弦楽団
合 唱  首都オペラ合唱団

 慶應義塾ワグネルソサィエティー

    男声合唱団OB有志
主 催  首都オペラ

 神奈川県民ホール

 [財団法人 神奈川芸術文化財団]
助 成  芸術文化振興基金助成事業

 [財] 三菱信託芸術文化財団

 [財] 花王芸術・科学財団

 [社] 企業メセナ協議会認定
協 力  森永製菓(株)鶴見工場
後 援  神奈川県

 ドイツ連邦共和国大使館

 国際交流基金

 神奈川県国際交流協会

 葉山町・葉山町教育委員会

 朝日新聞横浜支局・神奈川新聞

 TVKテレビ



芸術顧問・照明  奥畑 康夫
美 術  藤田 良勝
衣 裳  マルティン・ルプレヒト
舞台監督  大仁田雅彦
副指揮  諸遊 耕史

 米津 俊広
合唱指揮  若林 裕治

 呉 昭東
演出助手  柳亭 雅幸
衣装チーフ  勝又 浩子
衣装助手  石田 明代・位田 和子

 岡安サダ子・金子 有子

 松井寿々子
通 訳  ヒールシャー恵子
仏語指導  松井 智代
ヘアー・メイク  篠崎 圭子
稽古ピアニスト  長澤恵美子・深瀬 洋子

 森   順子・山岸真紀子

 山田いづみ
制 作  永田優美子・秋山 琳子

 平松 八樹
制作助手  永田 絵美