9月11日
オットカール |
鹿野 章人 |
クーノ |
小田桐 貴樹 |
アガーテ |
津山 恵 |
エンヒェン |
金澤 典子 |
カスパール |
工藤 博 |
マックス |
大森 誠 |
隠者 |
岩本 貴文 |
リキアン |
白岩 貢 |
介添娘 |
安念 奈津 |
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小林 徳子 |
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溝畑 弥宵 |
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山田 真希 |
ザミエル |
上田 桃子 |
9月12日
オットカール |
山根 春夫 |
クーノ |
井上 白葉 |
アガーテ |
矢島 瑪紅美 |
エンヒェン |
山内 みどり |
カスパール |
星野 淳 |
マックス |
土師 雅人 |
隠者 |
岩本 貴文 |
リキアン |
郷田 明倫 |
介添娘 |
安念 奈津 |
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小林 徳子 |
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溝畑 弥宵 |
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山田 真希 |
ザミエル |
上田 桃子 |
解 説
怪しく美しい魅力「魔弾の射手」
化け物と力わざと不道徳なことと神秘的なこと、この四つを中国では「怪力乱神」といい、孔子はけっしてこれらを話題にしなかったという。
「魔弾の射手」の狼谷のくだりは、まさに「怪力乱神」の修羅場である。深夜、深い森のあやしげな石場で、二人の猟師がふるえる手つきで、
百発百中の銃弾を製造する。科学の枠をこらしたミサイルではない。悪魔に魂を売り渡した者と、彼にそそのかされた若者が、悪魔の手引きで鋳造する「魔弾」である。
若者マックスは、翌日の射撃試験で好成績をあげないと、愛する森林保護管の娘アガーテと結婚できない。そのあせりから魔弾の鋳造に走る。一方、部屋の先祖の
画像が落ちてきて怪我をするアガーテは、従妹のエンヒェンの励ましもあって、マックスへの純愛が報いられるために、祈るような気持ちである。
そのアガーテのアリア、エンヒェンとの二重唱、そして花嫁に付き添う四人の乙女たちの合唱の、何という清らかさ、やさしさ。女性たちの歌は、全て神への
愛と祈りを語っているように聞こえる。まがまがしい悪魔のしわざを、この女性たちの優しいけれども強い力が砕くことができるのであろうか。
祈る女性たち、悩む青年たち、猟師たち、保護管たちの生活の場は、神秘に包まれた巨大な森である。森での狩猟がみなの生活を支えるのであり、そこには厳しい
おきてが在る。おきてを破ったものは罰せられなければならない。領主の貴族は、魔弾の誘惑に走ったマックスに追放をいいわたす。だが、森には時の氏神がいた。
みなから尊敬を集める隠者である。その超法規的な裁きに、領主も喜んで服し、マックスは救われる。
このオペラが、ドイツ人が待ち望んだオペラだといわれるのは、森に生きる共同体の人々への祝福が表現されている方だろう。
雑喉 潤 (音楽ジャーナリスト)
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2004年 |
9月 |
11日(土) |
5:00PM開演 |
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9月 |
12日(日) |
2:00PM開演 |
神奈川県民ホール 大ホール |
総監督 |
永田 優美子 |
指 揮 |
渡辺 麻里 |
演 出 |
高瀬 久男 (文学座) |
芸術顧問 |
奥畑 康夫
鹿野 章人
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管弦楽団 |
神奈川フィルハーモニー管弦楽団 |
合 唱 |
首都オペラ合唱団
慶應義塾ワグネルソサィエティー
男声合唱団OB有志
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主 催 |
首都オペラ
神奈川県民ホール
[財団法人 神奈川芸術文化財団]
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助 成 |
日本芸術文化振興会
舞台芸術振興事業
[財] 三菱信託芸術文化財団
[財] 花王芸術・科学財団
[社] 企業メセナ協議会認定
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協 力 |
森永製菓(株)鶴見工場
横浜湘南ロータリークラブ茜会
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後 援 |
神奈川県・横浜市
ドイツ連邦共和国大使館
神奈川県国際交流協会
葉山町・葉山町教育委員会
朝日新聞横浜支局・神奈川新聞
tvk
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美術・衣裳 |
石黒 紀夫 |
照 明 |
奥畑 康夫 |
音 響 |
関口 嘉顕 |
舞台監督 |
徳山 弘穀 |
舞踊監督 |
横井 茂 |
副指揮 |
諸遊 耕史
中橋 健太郎左衛門 |
合唱指揮 |
若林 裕治
苫米地 英一 |
演出助手 |
菊池 裕美子 |
ヘアー・メイク |
篠崎 圭子 |
音楽スタッフ |
長澤恵美子
森 順子
山岸真紀子
山田いづみ
柳 暁志
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衣装チーフ |
勝又 浩子 |
制 作 |
永田優美子
平野美保子
平松 八樹
大塚 樹美
永田 絵美
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制作助手 |
岡安 サダ子 |
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