チラシ画像、チラシが出来次第添付致します

9月3日
レオノーラ  藤井 直美
ドン・アルヴァーロ  大森   誠
ドン・カルロ  工藤   博
プレツィジッラ  石野和佳子
グアルディアーノ  山口 俊彦
メリトーネ  吉原 裕作
カラトラーバ侯爵  鹿野 章人
クッラ  小林 徳子
トラブーコ  宮崎 義昭
村 長  飯田 裕之
軍 医  月野   進

9月4日
レオノーラ  木村 智子
ドン・アルヴァーロ  土師 雅人
ドン・カルロ  星野   淳
プレツィジッラ  林 美智子
グアルディアーノ  岩本 貴文
メリトーネ  木村  聡
カラトラーバ侯爵  鹿野 章人
クッラ  小林 徳子
トラブーコ  福留 和大
村 長  飯田 裕之
軍 医  月野   進

 解 説

ヴェルディのオペラの題名には、男女の固有名詞そのものが多い。思いつくままにナブッコ、エルナーニ、マクベス、 リゴレット、アイーダ、ドン・カルロ…「椿姫」も準固有名詞であろう。「運命の力」はイタリア語の直訳である。ドン・カルロたちに勝るとも劣らない、 強烈な個性の持ち主が3人も登場するのに、なぜ「運命の力」なのか。それにはこの3人が運命に翻弄されて、無残な終末を迎えるからに違いない。

スペインのカラトラーヴァ侯爵には、征服されたインカ帝国の貴族の血を引くドン・アルヴァーロと、娘のレオノーラとの婚姻は絶対許せない。 こんな例は中国や日本の旧時代にもあった。侯爵は二人の駆け落ちをはばもうとする。アルヴァーロは無抵抗のあかしにピストルを投げ出すが、 運悪く暴発した弾丸が侯爵に命中し、侯爵は娘を呪って死ぬ。

レオノーラの兄ドン・カルロにとって、アルヴァーロは憎むべき父の仇である。レオノーラも家名を汚した許せぬ女である。 アルヴァーロは恋人と離ればなれになり、軍人となってイタリア戦線に赴き、重傷を負って一士官に救われる。士官はアルヴァーロの内ポケットから レオノーラの肖像を見つけ愕然とする。この士官こそ、仇を求めるドン・カルロだった。死ぬなよ、全快させておれが仇を討つと彼は念じる。

運命はもう一回転して、レオノーラの潜む岩山の僧院の庵の前で二人は決闘する。 ドン・カルロは敗れるが、駆けつけたレオノーラを、瀕死の力をふりしぼって刺し殺す。初演ではこのあとアルヴァーロは岩山から身を投げるが、 あまりにも残酷なので、レオノーラが静かに息を引き取るのを、アルヴァーロと神父が看取りながら、3人で「呪いを口にしてはいけない」と歌うように改められた。

 雑喉 潤 (音楽ジャーナリスト)
2005年 9月 3日()  4:00PM開演
  9月 4日()  2:00PM開演

神奈川県民ホール 大ホール



総監督  永田 優美子
指 揮  下野 竜也
演 出  田尾下 哲

 (新国立劇場演出スタッフ)
芸術顧問  奥畑 康夫

 鹿野 章人

 工藤 博

管弦楽団  神奈川フィルハーモニー管弦楽団
合 唱  首都オペラ合唱団

 慶應義塾ワグネルソサィエティー

   男声合唱団OB有志

 慶應義塾大学日本女子大学混声

   合唱団コールメロディオン有志

主 催  首都オペラ

 神奈川県民ホール

 [財団法人 神奈川芸術文化財団]
助 成  芸術文化振興基金助成事業

 [財] 三菱信託芸術文化財団

 [財] 花王芸術・科学財団

 [社] 企業メセナ協議会認定
協 力  NPO日本ヴェルディ協会

 森永製菓(株)鶴見工場

 横浜湘南ロータリークラブ茜会
後 援  神奈川県・横浜市

 ドイツ連邦共和国大使館

 神奈川県教育委員会

 葉山町・葉山町教育委員会

 朝日新聞横浜総局・神奈川新聞

 tvk



美術・衣裳  若林茂煕
照 明  奥畑 康夫
音 響  関口 嘉顕
舞台監督  徳山 弘穀
舞踊監督  横井 茂
副指揮  諸遊 耕史

 苫米地 英一
合唱指揮  中橋 健太郎左衛門

 蛛@暁志
ドラマトゥルグ  中村 康裕
ヘアー・メイク  篠崎 圭子
音楽スタッフ  長澤恵美子

 森   順子

 山岸真紀子

 山田いづみ
衣装チーフ  勝又 浩子
制 作  永田優美子

 平野美保子

 平松 八樹

 永田 絵美

 大塚 樹美

 柳亭 雅幸
制作助手  岡安 サダ子