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香深から元地に抜ける道路の途中から分岐し、香深井に抜ける礼文林道に入ります。礼文林道は車の通行できる道路ですが、未舗装路のためか、それとも税金の無駄使いかほとんど通りません。しかし車1台ほどの道幅のある歩きやす道なので、遊歩道には適しています。しばらくは左側は斜面になっていて右側しか展望がききませんが、その斜面に小さな花が咲いていることと思います。右側は笹の原などですが、振返ると利尻岳が見えます。
やがて左側に草で覆われた小さい丘が見えてきます。ロープで囲まれた遊歩道が海の方に伸びています。ここが月の丘と呼ばれるところです。丘の頂上付近に登れば、元地海岸や地蔵岩が足元に見えます。急な崖の上から覗き込むような感じです。
そしてその斜面にはエゾカンゾウが咲いていました。今のところは写真が無いのでその風景を想像して見てください。
林道入り口から40分ほど歩くとレブンウスユキソウ大群落に着きます。以前は群落地内に入れましたが、数年前にロープが張られ監視小屋もでき、群落地内の鑑賞路からしか見ることができません。おそらくこの状況は変っていないと思われます。写真を撮るのは辛い状況です。群落は礼文林道から西側に下る斜面に広がっています。鑑賞路はその上部に設けられています。その年にもよりますが、見頃は6月下旬頃から7月中旬です。しかし花がもつので8月になっても見ることができます。6月の中旬でも鑑賞路の傍らに数輪の花が咲いていました。
左の2枚の写真はレブンウスユキソウ大群落で7月初めに撮影したものです。
またここからは西海岸を展望することができます。
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この少し先を左に降りていくと礼文滝に行けます。以前は西海岸8時間コースの後半のハイライトでしたが、現在はこの道を通ってしか行けません。礼文滝までは約2km、往復で4時間ほどかかるとガイドブックには記載されています。
この先香深井までは1時間半ほどの道のりです。