旭岳とその周辺



姿見池よりのぞむ旭岳

 北海道の最高峰大雪山旭岳(標高2290m)登山がハイライトです。
 旭岳温泉からロープウェーイで姿見駅へむかいます。途中で乗り換えがあります。姿見駅から姿見池までは遊歩道になっていて、いくつかのルートがあります。天気が良ければ駅からますっぐ進み、途中展望台を経由して姿見駅へむかいましょう。山の天気は気まぐれです、晴れているうちに展望台からの景色を楽しみましょう。
 姿見池から旭岳山頂までは山頂を正面に見ての急登の連続です。でも高度が上がるにつれ、左に地獄谷、右に十勝連峰と景色が開けてきます。登山道が左に折れたら山頂は近くです。ひと登りすると山頂です。山頂からはいままで見えていた山に加え、北鎮岳、陵雲岳、黒岳、トムラウシ山などの他、天気が良ければ阿寒の山並みや知床半島まで見渡すことができます。
 山頂の展望を楽しんだら、間宮岳方面に下ります。初めはがればの急な下りですのでゆっくり下って下さい。この下りがおわるとあとは緩いアップダウンはあるものの平坦な道が続きます。単調な道ですが、このあたりでもチングルマを見ることができます。秋ならば写真のような実がなっているかもしれません。
 やがて間宮岳に着くとお鉢平の中がのぞけます。またその後方に黒岳や凌雲岳が望めます。お鉢平の中は新緑、紅葉、枯れ野、新雪と季節により違った 表情を見せます。大雪山の季節の足取りは速いので、どの季節になるかは行ってのお楽しみです。
 間宮岳からしばらくは右にお鉢平を見ながら平坦な道をいきます。この平坦な部分が間宮岳の山頂です。看板を見落とすとどこが山頂だかわからないかもしれません。そして少し下ったところが中岳分岐です。この分岐を左に折れ下っていきます。このあたりはコケモモがはえています。どんどんと下っていき沢に出会ったところが、大雪の温り・中岳温泉です。看板があるだけで浴槽も脱衣所も何もない温泉ですが、石で川を堰きとめた即席の浴槽があると思いますので、休憩をして疲れをいやしてください。
 ここから裾合平までは緩やかな下りが続きます。まず沢沿いに下っていきます。道がぬかるんでいることが多いので注意してください。しばらくすると広い平坦な場所に出ます。裾合平と呼ばれるこの場所は、右に大塚・小塚や当麻岳の斜面、左に旭岳などを眺めながら歩ける場所です。またチングルマの大群落があり、夏ならば一面のお花畑が見れるでしょう。また秋ならば実が生っているかもしれませんし、葉が赤くなりじゅうたんのようになっているかもしれません。  やがて、愛山渓との分岐点である裾合分岐に着きます。ここを左に折れ姿見池方向に向かいます。ここからは登りになります。少し登ったなら後ろを振り返ってください、愛山渓方面の景色が見事です。いくつか枯れ沢(雪解けのころは水が流れていることがある)を渡ると、人の声が聞かれるようになると姿見池は近くです。標識に従えば、途中夫婦池などを巡り姿見池へ戻ります。

 コースタイム
旭岳温泉---(0:20)----姿見駅---(0:20)----姿見池---(1:20)
---旭岳山頂---(1:00)---間宮岳---(0:20)---中岳分岐---(0:20)
---中岳温泉---(0:30)---裾合平---(1:00)---姿見池---(0:20)
---姿見駅---(0:20)---旭岳温泉
      旭岳温泉---姿見はロープウェーイを利用
      ロープウェーイ2600円(往復)
 休日のロープウェーイは混雑します。特に帰りの時間(2時過ぎ)がひどいようです。

   戻る  


Click here to visit our sponsor