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川崎市中原区市の坪132 TEL:044(433)4111
「海鮮山鮮10周年記念アンケート」
皆様のおかげを持ちまして、今年の夏海鮮山鮮はついに10周年を迎えます！
これを機会に、お客様へのアンケートを企てて見ました。
今後の店の品揃えの参考にさせて頂ければと期待しています。
【アンケート】
海鮮山鮮で今まで食べたメニューで、
一番美味しかったもの・印象に残っているものは何ですか？
もしかしたら皆様の声であの一品が復活するかも!!
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海鮮山鮮の地図 |
前略呑べえ様
綱島街道の道路拡張で新店舗をかまえる事で、
あちこち見て回りましたが、
今の店より150m位駅よりの店舗が開いていたのでそこに決めました。
2階建てでありまして、
1階が18席、2階は20席の宴会OKという店舗であります。
台所なども正に勝手が違うので
まぁ慣れるまで大変な事だなぁ、と思うわけであります。
この時期旨い肴は、鯖も脂が乗り、
ベタ塩2時間、酢で15分、と〆た後薄皮を取らず包丁を入れ、
皮目を火であぶり焼き、皮と身の間の脂がジュクジュクと、
そこに酢だちをしぼります。
まあ冬の間、松輪の鯖の1kg以上の
「おおこれはすごい」
というのは、5本あるかないかなのでゆっくり待っていて下さい。
こういう鯖は、kg3800円するので1.2kgで1本4500円以上という鯖サマです。
しっとりしていて良い脂に包まれています。
半身5人前取って900円で売って、つま、山葵などを入れると、
ウ〜ムという鯖サマですが、
まあ旨いからしょうがないか、
と奥方に伝票を隠すのです。
九州より活の皮はぎもぼちぼち入荷してきました。
1尾600g〜800gという大物です。
活きた皮はぎの肝醤油の旨さは、食べた人しか分からないでしょう。
独特の甘旨さあります。
1尾600g以上で活きているものですョ。
冬の珍味といえば、
白子、あん肝、生子、唐墨、ウーム温燗ですか。
ひやおろし、熟成酒、やっぱり日本酒ですヨね。
生の白子ぽん酢をツルッ。
梵の寒椿をグビッ、ウーまったくこたえられない世界であります。
柳むし鰈も冬の魚です。
北陸の方ではささかれいなどと呼ばれています。
干物にして食べますが、30cm以上はオレンジより濃い卵を持っています。
六対一位の酒塩を作り三時間位つけて干すのです。
偽者の柳鰈はデパート、スーパーに売っていますが、
本物は、市場の生で1000円以上するのです。
火にかけますと、フワーと膨らみ茜色の卵が浮き出てくるのです。
身も真綿のように白く軽く滋味豊かな味です。
いい酒飲みたくなりますョ。
ハタハタの子持ちも入荷中です。
一昨年位より大きな物が入荷してきました。
秋田の人は、昔はこんなものおやつ変りだった等と申しますが、
南の方はあまり知らないので
卵がぬるりと糸をひきます火の通った所の卵はプチプチッであります。
温燗などでやりたいものですよね。
黒ムツも卵が入る前で身の方の脂が充実しています。
鯖と同じように皮目をあぶるともうジュクジュクです。
酢飯と合うのでにぎり寿司、押し寿司も良い肴になり
冷えた吟醸酒もグビグビいけますね。
ウーたまらん。
では、店で待ってます。
(海山便り46号より)