MAT Racing Photographics



デジタルへの移行
 2005年年末に、写真界の流れに逆らわず、MATもデジタルへ移行しました。EOS1Dmk2Nを購入しました。
はじめのうちは、デジタルへの不安もあり、1Vと1Dの併用を意識していましたが、何戦か撮るうちに写真整理のしやすさと手軽さから、やはりデジタルのみの利用となり、2006年に完全にデジタルへ移行しました。
 もともと新しいもの好きでしたが、写真に関しては保守的で、買った当初は1Vも使うだろうなと思って、サーキットには2台持っていきましたが、いつの間にかデジタルのみとなりました。とはいえ、ポジ(特にベルビア)の色味は捨てがたく、未だに昔の写真を見ると、これがベルビア!って色が出ていて、ベルビアで撮りたくなります。
 1Dを選んだひとつの理由にISO50相当で撮影できるというところがあります。もちろんベルビアの感度と流し撮りスローシャッターを意識したもの。ニコンは残念ながらISO200がメイン。もし自分がニコンを使っていたら、まだフイルムで撮っていたかもしれません。
 では、デジカメはISO50で、本当にベルビアの良さに近づけるかと言っても、ちょっと無理な感じがします。デジタルは撮った後にPCを使って色出し(現像といっています)をします。結局その色出しをするときの操作者の好みがベルビア寄りにできるかどうか。デジカメはこの現像操作で色を作り出すということで、一般の人にも簡単に現像が出来るようになったというだけのことです。結局、銀塩カメラとデジタルカメラは形こそ似ていますが、本来は全くの別の機械なのです。

EQUIPMENT 2007

写真用品は、毎年少しづつ買い足していっています。と言っても、最近は撮る対象もはっきりしているので、滅多に買い足すことはしなくなりました。

現在の機材は、

カメラ
EOS 1V HS
EOS 1D mkU N
EOS 5 (全然使っていません)

レンズ
EF600mm F4 IS (メインレンズ)
EF100-400mm F3.5-5.6 IS (引き気味で観客を入れた超スローシャッター用)
EF35-350mm F3.5-5.6 (ピット、グリッドのドライバー撮影用)
EF17-35mm F2.8 (タイヤ交換などのピット作業、その他スナップ用)
EF85mm F1.8 (ポートレート用)
エクステンダー x2.0 (シビアなため、ほとんど使ってません)
エクステンダー x1.4 (600mmで撮るときは5枚に1枚は付けて撮ってます。ちなみに旧型です)

ストロボ
スピードライト 550EX
スピードライト 420EX

一脚
SLIK プロポッド600
Velbon QHD-71

ケース
HAKUBA NX-58

 最初に買ったカメラとレンズは、EOS100P+EF80-200mmF4.5-5.6。特にレースを撮るつもりもなく、ただ興味があったから買ったもの。理由はカタログスペックが高かったから。もしこのときNikonを買っていたら、Nikon派になっていたことでしょう。レースを撮り始めると、パワー不足のEOS100Pは、EOS5、EOS1N HSに替わり、その後EOS 1V HSになりました。
EOS 1V HSを使っているとき、デジタルの波が押し寄せてきました。デジタル一眼ではEOS D60を初めて購入。このD60がなかなかよく出来たカメラで、1年使った後、EOS 1D mkU Nの購入を決心しました。


デジタル所感
 やはり近年デジタル写真の波が押し寄せてきています。多くのメーカーが銀塩カメラの生産中止に至っています。実際には、フラッグシップのカメラ機器は、非常に高価で、まだ一部の人にしか購入できる価格でしかありません。近年、デジタルからのプリントのクオリティが非常に上がり(お店によってクオリティのバラつきが見られますが)、十分楽しむことができるでしょう。デジタル写真は、PCに読み込んで画像を楽しむのが一般的な楽しみ方です。このため、PCに画像を取り込んでデジタル画像をレタッチして楽しむことが出来る人が少ないと思われます(私の周りの写真好きはPCのパワーユーザーが多いですが)。そういった意味では、手軽にデジカメを楽しむというところには、実はPCが使いこなせるという前提条件があるのではないでしょうか。
 デジタルカメラは保存するメディアの容量があれば、いくらでも枚数が撮れるというメリットと、感度調整が簡単にできるというメリットがあります。写真を撮るには非常に大きなメリットですが、写真を撮るために重要な要素、例えば正確なピント合わせや、露出選択は今まで同様、十分注意しましょう。特に、下手な鉄砲数打ちゃ当たる的な撮り方は、やめましょう。きっとうまくなりません。




EF600mm F4 IS L
長い間使っていたEF500mmF4.5 L を手放して600に変更しました。EF500mmF4.0 IS Lでも良かったんですが、同じ500mmだと、あまり変化が無いので600mmにしました。たかが100mmと思いましたが、思ったより変化が大きく結構楽しめます。しかし、ISはあまり相性が良くないようで、オフにすることも多いです。

露出計:SEKONIC L-328
一度使うと止められない、外部露出計。とにかく正確です。これで測ってマニュアルモードで設定すれば、まず白い車が来ようが、黒い車が来ようが、当然ながら全く同じ明るさで撮れます。ただ、ちょっと癖があるので、それに慣れることが重要です。一番長く使っている機器ですが、水没すること数回。最近電源の入りが悪くなりました。

SLIK PROPOD 600
Velbon QHD-71

なくてはならない一脚。600mmのレンズでは手持ちは無理です!自分は、脚立と一緒にチェーンロックで括り付けられる様に、ちょっと改造。また、いつもテレコンをぶら下げています。キヤノンのパットを付けて実用性も見た目もGOOD!溝入丸パイプじゃないと、雨の日に使い難いです。
カメラ/レンズバック

カメラバックは、ハードタイプのものを使っています。
車の中に入れて行くときに便利なことと、湿気からカメラ・レンズを守るためです。大きく重いので、車での移動用だけでサーキット内ではこのバックを持ち歩くことはありません。必要なものだけ持ち歩くようにしています。
ちなみに、ケースの中は仕切りを工夫して、右画像の全ての機材を入れています。あまりバックが多いと、忘れることもあるので、出来るだけモノは少なくした方がいいようです。




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