莉里佳さんのレポート

私とアウトドアスポーツとの出会い 慶良間の海は美しかった

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私とアウトドアスポーツとの出会い
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小学5年の時に病気で片足を切断して以来、それまで元気いっぱい外で遊びまくっていた私が、ガラリと一転、家に閉じこもる生活となってしまいました。外に出ていって、みんなといっぱいスポーツでもアウトドアでも何でもしたいと思っているのに、気持ちはどんどん暗くなるばかり。そんな時、長野のパラリンピックを見に行ったのが大きな転機となりました。片足切断のアルペンスキーの選手達を見て、ものすごい感動と勇気を与えられ、「私は何てもったいない人生を歩んでいたのだろう。これまで出来なかった事や、やりたかった事、全てに挑戦してみよう。」と思いました。
まずは手始めに、カヌーから。同じ切断の友達のつてをたどり、寄居の河原へ。カナディアンカヌーやカヤック、また、その夏には長瀞でのラフティング、そして伊豆でのシーカヤックへと、まるで世界が一変したかのような生活になったのです。毎週土・日は河原やキャンプ、カヌーツーリングなど、ほとんど遊びで一杯で、家になどいなくなったのです。なかでも、堂ヶ島でのシーカヤック・夜の海ホタルを見に漕ぎ出していったナイトツーリングは最高に素晴らしいものでした。
次から次へと違った世界を体験し、また、様々な感動を受けながら、今でも興味のあるもの全てに挑戦中です。
この冬には、待ちに待った念願の初挑戦。そのおもしろさにはまってしまった私は、3カ月間、毎週末スキー場に通うこととなってしまったのです。来シーズンはさらなる飛躍を目指しつつ、再び夏場のスポーツへと切り換え中です。
1週間前には、雪解け水で増水した水上(みなかみ:群馬県)で、ちょっと命をはったラフティングをしてきたところです。激しい瀬の波にのまれ、ボートごと転覆。全員が川の中に投げ出されたまま、12゜cの冷たい水の中を数百メートル流され続けたのです。こうなると「おもしろい、楽しい」どころの話ではなく、こわかった。「あー生きていてよかった。」の一言です。
でも、スリルがあっておもしろかったですよ! シーズン中にもう一回行こうかと思ってますが、もう、沈(ちん:沈没のこと)は遠慮したいです。今度は少し余裕を持って乗っていられたらと思っています。
元気があり余っている今、まだまだやりたい事はたくさんあります。おもしろそうなものであるなら、どんなものにもチャレンジしていこうと思ってます。
 
1999年5月17日
莉里佳

※文中の( )内は編集室で追加したものです。

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慶良間の海は美しかった・・・・・・・・
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10月、3泊4日と短かったが、バリアフリー推進委員会の主催で「健常者と障害者が一緒に楽しく海に潜ろう」の呼びかけのもとに、総勢52名のグループが沖縄の海に飛んだ。車いす7〜8名、知的発達障害、視覚障害と、様々な障害を持った人たちが22名、残りは家族や知人、ボランティアといった構成だ。海の中では必ず一人のボランティアがつくといった万全の体制だ。なにも心配することはない。ましてや、憧れていた慶良間だけに楽しみだった。

曇りではあったものの、天気に恵まれ、一斉に20〜30人のダイバーが海に潜りこんでいく姿は、まるで色とりどりの魚を見るようで楽しかった。ポイントにより、豪快なサンゴの群と透き通った海、きれいな魚達と、シュノーケリングだけでさえも、あまりの美しさにうっとりとしたほどだ。ずっとずっと海に潜っていたい気分だった。

今回、中二日と期間も短く、潜った本数も少なかったが、みんなと一緒に潜れたこと、あれだけの大人数で同じ海を体験できたことは、しばらくは胸に焼きつく素晴らしい思い出となった。

これからは、寒くなるのでダイビングはお休みとするが、「また、今度も沖縄に行こう」と既に心は決まっている。それまでの間は、「さあ、いよいよ冬の到来! スキーのシーズンだぞ!」

1999年11月7日
莉里佳
※本文と写真は無関係です。【鈍】