Volume 001
シーカヤックで海上散歩@西伊豆松崎町
2009年9月
9月のある日、西伊豆の松崎海岸にてシーカヤックの初心者講習&ツーリング体験に参加してきました。お世話になるのは西伊豆コースタルカヤックスさん。昨年こちらでシーカヤックを初めて体験し、海の素晴らしさに感動。先月もツーリングでお世話になったばかりだけど季節がいい間にもう一度ってことで来ちゃいました。今回はパドルの操作法を確認するため講習も受けます。

9時半頃お店に立ち寄り誓約書などを記入、その後出発地である松崎の海岸へ移動。ここは公共の宿伊豆まつざき荘すぐ前の海岸です。ここには、ちょっとした空き地があり、車から浜への移動距離が少ないのも、普段クラッチでの移動に慣れていない私にとっては嬉しいところ。午前中は伊豆まつざき荘が太陽の日差しをさえぎってくれるので浜辺上部の通路は日陰です。待ってても暑くないよ。

さて、今回の装備。真夏じゃないし…とは思ったのですが、結局は先月と同じスタイルになりました。

■ウェア
水着の上にラッシュガードを着、下は化繊の膝丈パンツ。樹脂製のサンダルを履いてます。首にはタオルを巻いて。サングラスと防水タイプの帽子は必須。海に落ちないようベルトをつけます。滑り止めがついている手袋もはめた。これは100均で買った安いもの。
天候にもよりますが9月の西伊豆、今回はまだまだこのような服装で大丈夫でした。

■荷物
お弁当はガイドさんがクーラーボックスに入れて持って行ってくださいます。
自艇のハッチにはシュノーケリングの道具や貴重品をゴアテックスの袋にいれて格納。

撮影:ワカメ 
浜辺に並んだカヤック。カラフルでキレイ。
この日の生徒さんは全員で13人でした。メンバーは初めての人から経験者まで様々。男女の比率は半々くらい。年齢層も幅広かった。

さて、ご一緒する皆様がたとの自己紹介が済むといよいよ出艇の準備。
ライフジャケットを着、その上からスプレースカートを装着。
前後のハッチがちゃんと閉まっているか確認し、艇の前方に飲料水(1Lは必要)、後方にクラッチを搭載。いつでも出艇できる態勢の私。乗り込むの早すぎ。張り切りすぎ自分。
おまけにウェアの装着も間違っている…インストラクターさんに、「スプレースカートを履いてからライフジャケット着てくださいね(笑)」とにっこり注意されました。あはは(汗)
この後一旦艇から出、パドルの基本操作を習うのでした。

撮影:ワカメ  
普段クラッチを使わないのでこちらはほぼ海・川・雪山用。錆びてます。傷んでます。錆びない材質のを買わないと、と思ってはいるのだけど。まだ使えるし…デンマーク製だし…(←関係ないし)。

まずは基本の操作を陸で練習。その後艇に乗り込んで沖へ繰り出しました。波打ち際まで艇を運んでもらい、お尻から乗り込みます。片足がないとコンパクトに乗り込めるからこの辺はまったく問題なし。ただし波が引いたタイミングで乗降すべし。脚力に自信がある人はいいけれど、波を見計らって乗り降りしないと足をとられバランスを崩します。

少し沖にでたところで改めて漕ぎ方の講習を受けました。自身の備忘録としてメモメモ。
(あくまで覚書ですので、用語の正しい解説はこちらhttp://www7.atwiki.jp/kayak/をごらんください)
フォワードストローク…
前に進む漕ぎ方。ハの字を描くように、ですって。
リバースストローク…
後ろに後退するときの漕ぎ方。フォワードの反対。
スウィープストローク…
方向を変える時の漕ぎ方。曲がりたい方向の反対側を、半円を描くように…。
このとき、ちょっと艇を傾けるとより向きが変わりやすくなるらしい。
この漕ぎ手は素人じゃないな、と思われるらしい(笑)。右側に傾けるのはちょっと出来るけど、左に倒すのはナカナカねぇ。バランスが。
ドローストローク…
艇を横方向に移動する漕ぎ方。水面にパドルを突き刺し、手前に引き寄せて手首をくるっと返す。横付けしたりするときに使うテクニックらしい。やっぱり左足がないと左側への移動が怖いです。
ローブレイス…
艇のバランスを崩したとき、パドルで水面を叩き立て直すテクニック。練習とは言えわざと艇を傾けるのって勇気いるぅ。
ピボットターン…
洞窟などの狭いところでターンするための漕ぎ方。
パドルの右と左を逆向きに漕ぎます。えーと、右はフォワード、左はリバース、みたいな。
私の場合、スウィープストロークよりこのピボットターンで方向転換するほうがラク、な気がする。
と、基本の漕ぎ方を練習した後は艇を横並びにして記念撮影〜。
習ったテクニックを使い各自が横付けしやすい方法で整列!壮観!!
ちなみに私は前進したあとピボットターンで方向を変え、斜め前進といった感じで横付けしました。ドローストロークが上手に使えないので。
エヘヘ。なんて文字にするとすごいかっこいいですが、普通にちんたら漕いでいただけです。すみません。この後、昼食を摂るために上陸する海岸目指して軽くツーリングです。

撮影:Sインストラクター 
段画像右から4人目が私。
お隣の艇にしがみついているように見えなくも・・・ない。

この日のお天気は晴れ、ほんの少し夏の名残を感じる日差し。台風の余波を心配しましたがうねりもそれほどではなく、海水の透明度も高くてこの時期としてはかなりいいコンディションだったのではないでしょうか。
先月は波が高くて近寄れなかった洞窟へも行けました。

撮影:ワカメ 
先月の地震で崩れた崖。
そう、地震の2日前にツーリングへ来てたんですよね…。

撮影:ワカメ 
画像上の方、青い熱帯魚が見えます??
“ソラスズメダイ”っていう名前だそうです。名前までこんな可愛いなんて卑怯だ! 透明なので勘違いしそうですが、水深は結構深いです。

シーカヤック3回目、まだまだ艇と身体が調和できてません。
ガイドさんが操作するのを見ていると、艇との一体感が見ていて感じ良い。
片足がないと下半身のバランスが取れないので、まっすぐ進みにくいし。あー、やっぱり膝って大事よな、と思う。でも艇の中では膝を曲げる角度がそんなに大きくないので断端で膝を制御できるかも…と思ったり。
膝を軽く曲げた状態で壁に足部をつけ、エアカヤック(?)してみたんだけどいけそうです。いちど義足をつけてカヤックに乗ってみたい気もします。
今回は断端を艇の縁に押し付けてバランスをとろうと努力してみた。でもその先がないからバランスの悪さは変わらない。
ま、それでも以前ほど「まっすぐ進まん(怒)!」なんて気持ちになることが少なかったので、ちょっとは進歩しているのかねー。

そんなこんなで丁度よい時間になったので食事休憩のため、岩地海水浴場へ上陸しました。
ここは、町が観光客誘致のために「東洋のコートダジュール」と言われていますけど、決して大げさではなく、砂浜とエメラルドグリーンの海が美しい海水浴場です。
オンシーズンは海水浴を楽しむ人たちで賑わってるのでカヤック集団が上陸するのは難しいかもしれませんが、オフシーズンの今はほぼ貸切状態!


ガイドさんからあったかい紅茶を頂き(この休憩時に頂くお茶が命の水であります!)おむすびのお弁当を食べた後は浜辺に設置されている湯船が漁船の温泉に浸かりました。
先月のツーリングでは石部海水浴場に上陸したのですが、ここにも浜辺の近くに無料の露天風呂があって利用したところ、身体がスッキリし午後の航程がとてもラクだったのです!
なので岩地や石部に上陸した際はお昼休憩に温泉は超おススメ! 尚、岩地の漁船風呂は9月頃まで設置だそうです。石部のは常設。

午後からは希望者のみで岩地から雲見方面へツーリングに出ました。
牛着岩(牛が流れついた岩らしい…どんな牛…)の先端にある鳥居を間近で眺めたあと、岩地の沖で後発組と合流。
昼休憩にシュノーケリングをしなかったのでガイドさんにお願いしたところ、オプションで潜水スポットに連れて行って下さいました。
そして30分ほどシュノーケリング。お魚さんたくさん見ました〜クラゲも見ました〜慌てて迂回しました〜。
9月下旬でも潜れます。水もそんなに冷たくなかった。上がったときがちと寒いけど。

そんなこんなで楽しんだ講習&ツアー&シュノーケリング、今シーズンこれが最後ねぇーとしみじみしながら松崎の海岸へ戻りました。
帰着時刻は16時過ぎ。操行距離は約14km。結構行ったんじゃない?!
スタッフの皆様に御礼を言い解散です。

ああ、いいツアーだったなあ。西伊豆の海はいいなあ。

満ち足りた気持ちで宿へ帰り、温泉で身体を温める。幸せ倍増。
そして夕陽を見ながらビールで乾杯。多幸感のダメ押し! 
**お ま け**
撮影:ワカメ
宿泊したキャンプ場からみた夕陽です
西伊豆は夕陽の町
ため息が出るほど美しい日没ショーが見られます。夕陽がこんなにきれいだって思ったのはいつが最後だっただろう…都会に住んでいるとなかなか見ることのできない風景です。

DATA
【カヤックスクール】
西伊豆コースタルカヤックス
http://www2.wbs.ne.jp/~nck/

【海水浴場】
松崎海水浴場
http://www2.izu-kankou.or.jp/izu/info/info0040.asp?id=223050&d=3&yid=A954544789
出発地です。
岩地海水浴場
http://www2.izu-kankou.or.jp/izu/info/info0040.asp?id=223050&d=3&yid=D521756929
夏場は浜辺に漁船の温泉(無料、混浴、水着着用)設置
公衆トイレは洋式
石部海水浴場
http://www2.izu-kankou.or.jp/izu/info/info0040.asp?id=223050&d=3&yid=E748048350
近く(とはいえ、クラッチで数分移動しなければならない)に露天の温泉あり
 (無料、混浴、水着着用)
公衆トイレは和式

【宿泊】
公共の宿伊豆まつざき荘
http://www.izu-matsuzaki.com/matsuzakisou/h/matsuzakisou.htm
この施設前の浜から出艇。宿泊すると便利かも
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場
http://www.i-younet.ne.jp/~camp-rk/
松崎から車で15分ほど
展望風呂あり(無料、ハイシーズンは男女入れ替え制)
トイレは洋式
伊豆松崎マリンオートキャンプ場 PIER101
http://www2.wbs.ne.jp/~pier101/
コースタルカヤックス近くのオートキャンプ場
家族風呂あり、トイレは和式

【立ち寄り温泉】
大沢荘山の家
http://www.onsen-navi.net/yamanoie/
風情のある露天風呂。大人500円
浴室へ上がる数段の石段がちょっと急。手すりなしなのでクラッチ移動は気をつけて。

( author:くみ丸  photo:ワカメ)