4ヶ月越しの縦走完結・小仏〜陣馬山の巻
くみ丸

お山データ
景信山(標高727m)
陣馬山(標高857m)
コース
小仏峠バス停→小仏→景信山→明王峠→陣馬山→和田峠→陣馬高原下バス停
登った日: 2009年12月中旬
モデルタイム: 3時間20分
実際かかった時間: 7時間半 (休憩時間1時間半ほど含む)
総歩行距離: 約12km

あれは8月のこと。九合目で終わってしまった富士登山の不完全燃焼?感を燃やし尽くすべく、翌週に高尾山へ行きました。富士山に比べればスケールは全然違うんですけど…。

稲荷山コースを通って高尾山山頂へ。脚の調子も大丈夫そうだったので歩けるところまで行ってみようということになり、小仏峠まで行っちゃいました。そんな感じでゆるく前半戦終了。あれから4ヶ月も経ってしまいましたが、その後半戦・小仏〜陣馬山を縦走してきました。

ソケットが変わりました

先月、長い間かかって作っていた義足のソケットがやっと完成しました。前ソケットの悪かったところが解消され、かなり良い手ごたえを感じていたので今回の縦走を楽しみにしていました。このソケットでどこまで歩けるかしら〜。次年度登山計画の試金石でもあります。

JR高尾駅から始発のバスに乗って小仏へ

小仏行きのバスが出る前に陣馬高原下行きのバスが出発してましたが登山客でギュウギュウでした。

小仏行きも凄いんかいな?!と思ったのですが座席が埋まる程度の乗客数でした。やはりこのルートは陣馬山を起点にする人が多数派のようです。

バスに揺られること20分ほどで小仏峠へ到着。登山口まで傾斜の道を15分ほど歩きます。ここからすでに登山が始まっている感じ。私が感じるくらいの斜度はあります。夏に歩いたのを思い出したぞー!

ウェア

低山とはいえ冬の山、防寒対策は怠り無く。
出かける前にチェックした天気予報では風が強く気温も低いとあったのでかなりの寒さを想像したのだけど、数字と体感温度は違いますねぇ。

結局行動中はラッシュガードにソフトシェルだけで大丈夫でした。
休憩時にダウンジャケットを羽織る感じ。
下は化繊のレギンスにレッグウォーマー、毛糸の腹巻付きパンツで完全防寒。足元の冷えは全く感じません。

一方ワカメはウェアの選択をビミョーに失敗した模様。基本寒がりな彼、ソフトシェルではなくフリースを選んだのだけどこれが暑かったらしい(マウンテンハードウェアのフリースはかなり優秀)。結局ラッシュガードに化繊のTシャツ、ア
ウターにレインウェアを着てました。インナー用のダウンも持っていってたんだけど、これも暑かった模様。

稜線に出るまでの傾斜はそんなにきつくなかったです。

30分ほど登って尾根に到着! 開けた場所に出たので朝ごはんにしました。

小鳥さんがチイチイと鳴く中枯葉をふみしめて歩きます。

なかなか快適…だったのは最初だけ。途中から道はぬかるみ、粘土状の土に足を取られる。何度か滑りそうになりました。ここで滑ってコケようもんなら服が泥だらけになる!それはヤダ!…の思いで歩きました。

景信山へ

なかなかいいペースじゃないですか。

茶店の長いすには予約の紙がたくさん貼ってありました。お店の人いわく、忘年会とかをここでする人いるそうな。
お酒飲んで山道を歩けるって凄いわ。酒好きな我らですが山の中では絶対飲まない。

トイレ(和式)を借り、記念撮影をしたあと明王峠向けて出発!


想定外の存在と俺たちピーク派

いくつかの小さなピークと尾根道の繰り返して進みます。途中まき道もあったけどそちらを選ばず。

登り始めの時に「足怪我したの?」って訊かれたので「もともと足が悪いんです」と言いました。負傷者と間違えられるのが一番ヤなのよねー。
そもそも登り始めで負傷したら引き返すじゃんね?とワカメに言ったら「そもそも足の悪い人は山に登らない」とな。だよね。想定しないよね。

明王峠

かなり良いペースで歩いてきました。全行程の半分は過ぎた。
ここでお昼ご飯にするかどうか迷うもお腹もそんなに空いてないし、一気に陣馬山まで行くことにしました。

ちなみにここのトイレは洋式だった(嬉)。

イタリアンの山ごはん

明王峠から陣馬山までのモデルタイムは50分。私だと1時間30分くらいかなぁと予想してたのですが、これまた1時間ほどで陣馬山に到着しました!

小仏のバス停からトータルで5時間ほど。いやー、陣馬山でお昼ご飯食べられると思わなかったなぁ。スムーズに来れたことに感激です。

山頂でジッとしていると流石に寒いので、ダウンと巻きスカートを履く。

今回の山ご飯はパスタとリゾット!
お湯を入れて5分で出来るインスタントです。5分煮てる間に水分は蒸発する仕組み。
コッヘルでパスタを作っていたら中年登山グループに囲まれちゃいました。「それ、何?ラーメン?」「どうやって作るの?」「色んな物があるのねー」などと口々に。皆さんやっぱり隣のごはんは気になるんですね(笑)。

ちなみにこのインスタントはリゾットの方が美味しかった。レギュラー入り決定。

ダウンを着ているので寒くなかったためかなり長めの昼休憩となりました。天気が良いと丹沢や多摩の山並みがぐるりと見渡せて最高なんですがこの日は曇りでイマイチ。ああ、でも晴れてたらもっとダラダラしていたかも。

汗でフィッティングが悪くなっていたソケットを付け直し、14時前にバス停向かって出発しました。この陣馬山からバス停までが4.6kmと長いんですわ…。

30分で山道終了

和田峠までの道はやや傾斜の強いところとなだらかな下り道を繰り返します。

今回新しくしたソケットで一番試してみたかったのが下り坂。
前ソケットは屈曲角度が結構あったので下り坂では体重移動するときに身体を投げ出す感じがしていてつらかったのですが、今回はその角度を取ってかなりまっすぐな足になったので、歩行時に義足を断端で制御し易いんです。あとはソケットの適合。ソケットの縁が骨に当たって痛かった部分をかなり下げてもらったので歩行時の痛みから解放されました!

実際歩いてみると前との違いを実感。下り坂でも膝が使えるし怖くない!
以前は下りでも上りと同じくらいの時間がかかってましたが、かなり時間を短縮することが出来ました。

インテリの機能を感じる

山道では義足を足と思わず棒と思え!なんて思ってましたが、きちんと適合している義足だと“足”として機能するんだって当たり前のことを知りました。
足が痛くないって素晴らしいです。

急な斜面ではいわゆる“ジャックナイフ降り”をしてみた。
階段を交互に下りるときのテクニックです。実際に教えて貰ったとき、階段では怖くて出来なかったんだけど、山道では出来る。
それにしてもソケットの角度1つでこれだけ足の使い方が変わるとは。

というわけで下り道もかなり機嫌よく降りていきまして。陣馬山から和田峠まで30分ほどで着いてしまいました。

ここからバス停まで2km強、普通の舗装された道路を歩きます。山道があっけなく終わってしまったので少々物足りなさを感じるくらい…。

実は和田峠に至る前「バス停近道」の道標にであっていたのだけど、地図上に沿ったオーソドックスなルートを取りました。このバス停近道のルートだと麓近くまで山道を歩けた模様。舗装道路を30分ほど歩いたとき、この近道ルートと合流(画像左)しました。舗装路より山道の方が面白かったと思うよ…。

そこからまた10分ほどあるいて陣馬高原下バス停に到着! 時間は午後3時をちょっとすぎたところでした。
バス停ではバス待ちの登山客が宴会中。混ざりたかった(笑)。

いやー、気持ちよかったっす。小仏〜陣場山はかなり歩き易かった。
道のコンディションが良かったら(ぬかるんでなければ)さらに快適だったでしょう。

途中の山道で野鳥観察も出来ます。次回は必ず双眼鏡持参で!これならソロでもいけちゃうかも?!なんて錯覚すら覚えました。

普段の生活で義足でかなり歩いていて、1000m級の登山をする前に腕試ししたい人にはオススメです。私の場合、富士山→大山→高尾山…ってまったく逆なんですけど(ーー;)

新しいソケットで距離を歩けることが分かり、しかも下りがとてもラクだったのにすっかり上機嫌です。足が痛くないってすばらしい。

今回は2回に分けての縦走路でしたが、次回は高尾〜陣馬を一気に踏破したい。
千里の道も一歩から。それがいつか富士山山頂へ続くと信じて…。

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