まさかり担げず・・・金時山

■お山データ
金時山(神奈川県・静岡県、標高1213m)
■コース
小田急線新松田駅〜箱根登山鉄道バス地蔵堂下車→
→足柄峠を経て金時山登山口〜仙石
■登った日
2010年6月上旬
想定される全歩行時間
3時間55分(“日帰り山歩きベスト100”での設定)
■総歩行距離 6.4 km
■ワタシ的歩行時間
7時間(途中1時間休憩含む)

久々の1000m超登山
金時山。マサカリ担いだきんときさん。幼少の頃に耳馴染んだ名の山に登りたい! 「きっとかわいいお山に違いないわっ!」と、根拠なく思い込んでいたけれど、急登・急坂に心が折れまくる(←そればっか)山行きとなったのでありました。
小田急新松田駅下車。ここからバスに乗って登山口を目指します。新松田駅からは丹沢方面へ行くバスも出ており、そちらの方がにぎわってました。いいなぁ、丹沢。いつかは行くぞ、塔ノ岳…。

バスにゆられること40分ほど。終点の地蔵堂に着きました。金時山登山スタート。とはいえこの地蔵堂から登山口までは車道をかなり歩きます。バスを乗り継いで、もうちょっと上まで行く人がほとんどでした。 単なる車道を延々と歩くのは面白くないのですが、この車道に沿うように足柄古道という風情ある道があるのです。途中からそれに気付き、木漏れ日の中石畳の上を歩きました。

地蔵堂です。登山の無事を祈りました

足柄ノ関。もちろん顔出し記念写真撮りましたよ
1時間ほど歩いて足柄峠に到着〜。トイレ休憩とおむすび補給。トイレは和式で厳しかった…。
足柄峠から登山口まではまだまだあります。舗装された道をテクテクと歩いていきました。
そしてやっと登山口に到着!
ここから山頂まで2.8kmかぁ…そんなに距離無いね、って思ったのはまだこの後に控える急登を知らない平和な頃の話であった。

あまり気持ちの盛り上がらない車道

金時さんの可愛いキャラにだまされてはならぬ

それでも見晴らし台までは緩やかな登りが続いてたのです。このまま頂上まで行くのかな?と思いきや、ふと視線をあげると目前には聳え立つお山が!
も、もしかして、あの山の頂上に行くんスか?!
不安という名の黒い雲がみるみるうちに沸き起こり、一気にテンション下げ。

まぁ それでも進むしかない。

いざ出発!頑張れ急登!

はしご〜はしご〜は・し・ご〜(泣)
急登が始まる場所までは頂上にあるお茶屋さんの車が入ってきていました。

荷揚げはリフトでしているみたい。モーターの音が聞こえます。私も荷揚げしてくんないかな…ってマジ思いました。

岩場とはしご場の繰り返し。最初のはしごに「全部で12あります」と書いてありました。最初は数えてたんだけどあっという間にどうでもよくなってしまった。

とにかく慎重に足場を確保して身体を引き上げる動作に専念。しかもこの登山道はとっても狭く、人がすれ違うのは無理。下山してくる人には頭を下げ、渋滞の先頭になっていると気付けば走行車線(?)に待避して先に行っていただき、本当に気の折れる登りでした。
途中、「足大丈夫ですか?」って聞かれて「義足なんです」って答えたんだけど、そんな足で来るなよって思われてたりするのかなぁって、すごい弱気にもなりました。

何があっても「自己責任」、自分が登ると決めたんだし周りに迷惑をかけなければいいやんって思うけど、こうして狭い道でおたおたしてること自体迷惑やん! って思ったりで気持ちは複雑なのです。

あれやこれや思いながらも迫り立つはしごや崖のような坂を登ること2時間、頂上に着きました!!

天下の秀峰金時山!

今回の山ご飯

90秒で茹で上がるマカロニです
めっちゃガスってて眺望は望めず。晴れてると富士山が綺麗に望めるらしいです。

頂上は満員御礼、茶屋を利用する人以外がくつろげるスペースは少ないので通り道を塞がないようなところにちんまりと場所をとり腰を下ろす。

お昼ごはんはミートソースパスタ。最初は「食欲ない〜」と思ってたけど一口食べるとお腹の虫が鳴り出して完食(笑)。おむすびも1個食べました。

ジッとしてると肌寒いので上着を着た。温めた苺牛乳が美味しかった…。

そして下山へ
小一時間ほど休憩したのち下山。下りは仙石原に抜けるコースを取ります。

あの登った道を降りるんじゃなくて良かった。今の私じゃあのコースを下るのは無理だと思う。とはいえ仙石原コースも急坂。しかもぬかるんでいる。どこに足を置いて下りたらよいか考えることが度々あったし2〜3回は滑って転びました。

ロープ場もあった。それでも道幅は人がすれ違うことが出来るくらいあったので渋滞の先頭になるというプレッシャーが少なかったのは幸い。
下りでは義足を先にだしますが、踵で着地し、膝折れしないように断端を後ろに押し付けるように力を入れます。このときに骨の先端が脂肪(筋肉ないからね)に当たって痛い。断端に筋力があれば膝もある程度コントロールが出来るのになぁと思うけどそういう肉体になるには遠い道程。体力の無さをテクノロジーでカバーしたいと思うも、そういうテクノロジーってあるのかなぁ。

とまぁそんなことをツラツラ思いながらも仙石原の分岐に到着。そろそろ緩やかな道になってもええんでないの?と思いながらいくんですが、全然緩やかになりまへんがな(ゲッソリ)!

そうこうしているうちに登山道を終え車道に出ました。車道を横断して林道を歩きバス停のある国道を目指します。この林道がまたハンパなく。ごろごろとした石が転がる道を歩くので平坦だけどキツイ。でもこけると危険なので気を緩めないように歩きました。

岩の間隙を縫う

超歩きにくいです

ぼやきながらも歩くことしばしでようやっと公時神社到着!!
こちらにもマサカリが
手水場で手を洗わせていただき、無事下山できたことを感謝してバス停に向かいました。

よろよろオタオタの金時山登山。登るも登らんも自由だけど、山に登るに値する体力は備える努力をしなければと改めて思った。もうちょっと他人が見て引かないような登り方をしないとなぁ。格好悪い(笑)。

お土産は山バッジ
3種類ほどあった中から選んだもの
やっぱりマサカリでしょー

●おまけ:断端の状態について
登山中に一番怖いのが断端に傷を作ってしまうこと。
傷が出来ちゃうと歩行がかなり厄介になりますから、いかに予防するかに毎回頭を悩ませてます。

現在のソケットには2箇所のウィークポイントがあります。
ガッツリ歩くと毎回同じ場所に傷が出来ちゃう。
1つはライナーを新調したことにより解消しましたが(何故?)、もう1つは未解決。

今回はそのウィークポイントにジョンソン・エンド・ジョンソンのキズパワーパッドを貼り、その上からテーピングテープを5枚重ねて貼ってみました。皮膚の上に皮膚を作る感じで。
そうした結果、今回は傷を作ることなく下山できました(ばんざ〜い)。
厳密には、テーピングテープと皮膚の境目が少しだけ傷になった程度で済んだというものなんだけど、その程度なら痛痒を感じぬ吾。

しかし問題は最後にあり。このテープを剥がすときが…(涙)。皮膚も一緒に剥がしてしまい、結局傷になったのでした(滝涙)。
説明書きどおりに自然とはがれるのを待つべきでした(大後悔)。
ガーゼを当てても、ガーゼと皮膚が摺れて傷になるので、テープ面と皮膚は完全密着していないと無理みたいなのよね…。試行錯誤は続きます。



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