Challenge 日本百名山完全踏破
#1 富士山

●いよいよ富士山の登山ルートの中で最長を誇る御殿場ルートに挑戦する日が来ました。
このルートは登りの長さもさることながら、山小屋の数が他のルートに比べて極端に少なく休憩しにくい。それに加えて、路面がほとんど(八合目あたりまで)柔らかい砂利道のため、足への衝撃は少ないが、ズルズルと滑り体力を消耗させるコースでした。
一歩で50cm前に足を着いても20cmは滑って戻るという感覚が分かりやすいと思います。
おかげで最盛期でも登山客で混みあう事はありません。皆避けるので、空いています。

登山データ
富士山 御殿場口登山ルート
標高 3,776m
御殿場口五合目(標高1,440m)〜富士山頂上(標高3,776m)〜御殿場口五合目
《標高差2,336m》
登山日 2010年8月28日(土) 快晴
コース総距離 19.5km(登り:11km、下り8.5km)
参考所要時間 登り:7時間30分、下山:3時間 (休憩時間は含まず)
実際の所要時間 登り:11時間30分、下山:4時間 (休憩時間を含む)
トイレ 五合目駐車場のトイレに洋式あり。途中の山小屋は洋式トイレ。
ただし、山小屋の数が少ない。一回200円程の使用料が必要。

 
五合目〜大石茶屋
AM4:15 駐車場出発。下の写真の鳥居より登山道が始まります。
鳥居から大石茶屋まで約10分、緩やかな登山道が続きます。
この大石茶屋を過ぎると七合目まで(5〜6時間はかかる)トイレや水分補給はできません。
必要な水分は前もって用意しておく必要があります。この時私は2.5リットル持っていきました。

大石茶屋〜次郎坊
大石茶屋を過ぎると視界が広がります。登山道はまだ緩やかですが、柔らかい砂利の為ズルズルと滑り歩きにくい。
次郎坊に到着するまでに朝日が昇りました。このコースは大石茶屋から上ではどこからでもご来光が見ることができます。
 AM5:45 次郎坊に到着。ここより斜度は少し急になり、御殿場口の難所といわれる区域に入ります。
なぜ頂上付近ではなくこの区間が難所なのか?それは周りに休憩できるような場所がなく、目標とする物もほとんどありません。富士山の頂上に向かってひたすら一歩一歩登っていくのみの単調でつらい登山です。

次郎坊〜新六合目山小屋(閉鎖)
ひたすら砂利道を登っていくと、ようやく山小屋らしき物が見えてきますが期待しないでください。ここは閉鎖された新六合目の山小屋ですので営業はしていません。
スタートから4時間以上登り続けて、やっと富士宮口ルートのスタートの標高を超えました。
ホント心が折れそうになります( ´△`)アァ-

新六合目山小屋(閉鎖)〜六合目山小屋(廃墟)
またまた建造物らしきものが見えてきますが、まだまだ期待してはダメです。そこは六合目の廃墟となった小屋です。つーかまだ六合目かーい!!щ(゜Д゜щ)  
でもこの看板の「七合目まで970m」に少し心が癒されます。

六合目山小屋(廃墟)〜七合目
六合目の廃墟から1時間。やっと営業している山小屋「日の出館」のある七合目に着きました。
サイト「あっぱれ富士登山」で「まさにドラクエでやっと次の町にたどり着いた時のような
安堵感と喜びがあります」との表現がぴったりです。
宿屋のおじさんに「休憩しますか?100Gになります」「はい:いいえ」と聞かれたら、迷わず「はい」を選択してください(笑)。

七合目〜八合目
そこから「わらじ館」「砂走館」と続き、40分ほど登るとこのルート最後の山小屋のある八合目に着きます。
この「赤岩八合館」を過ぎると山頂まで何もありませんので、水分の購入を忘れずに。

八合目〜頂上
八合目を過ぎるとだんだん岩が多くなってきます。クラッチで登るには砂利よりも岩場の方が登り易いはずなんですが、まったくペースが上がりません。
これまでの砂利の登りでかなり体力を消耗しているようです。
この辺は気合いで乗り切るしかないでしょう。
富士山の他の登山道のように九合目や九合五勺の目標となるものも無いので、感覚的にここも長く感じる区間です。やっと頂上の鳥居らしきものが見えてきました。

やったー!!
PM3:45 やっと登頂です。なんと登りに11時間半もかかりました。
しんどかった分、達成感も大きいです。
時間がないので写真だけ撮ってすぐに下山することにします。
頂上の山小屋の「銀明館」は休業中ですが、富士宮口の頂上がすぐ隣なのでトイレや山小屋で休憩することはできます。

下山コースは、七合目までは登ってきたルートを下りますが、しばらくすると柔らかい砂地の「大砂走り」になり、普通は岩場の下山ルートよりは楽なのでしょうが、クラッチで下りる場合は地獄と化します。
実際の下山時間は4時間でしたが、感覚的には倍くらいかかったように感じました。
日が暮れるとあたりは真っ暗で、下山している人もちらほらいる位で怖かった|゚Д゚)))

PM8時位(疲労でふらふらだったので正確な時刻は見ていません)に、全身砂と汗にまみれ五合目に戻ってきました。
でもこれで富士山全ルートからの登頂達成。この達成感がたまらない♪

登山後記
富士山のコースの中でも、この御殿場口コースは別格。違う山に登ると思った方がいいでしょう。
百名山の中でも技術レベルは★初級ですが、体力レベルは★★★になってますから。

山小屋が少なく、休憩しにくいのも難点ですね。とにかく登りがはてしなく長い・・・。
マゾの方にはおススメです。

登りの参考所要時間は7時間半と書いてありますが、そのタイムで登れるのはよっぽどの健脚の人です。

無理なく登るには、一泊二日のプランがいいと思います。


左側にMenu枠が見えない時は、このボタンをクリックしてください。