後 ピ ン 対 策

表題の後ピンというのは、撮影者の意図に反して、被写体の後ろにピントが合ってしまう現象を言います。

なぜこのような現象が起こってしまうかというと、一般にデジカメのオートフォーカスというものは、被写体の輪郭等のコントラストを検知して、ピントを合わせる構造になっているから、被写体の後ろにコントラストの強いものがあると、カメラはそれを被写体だと勘違いしてしまうからです。

そして、鈍(このサイトの筆者)が使っているような、いわゆるトイカメラではマニュアルフォーカス機能はおよそ使い物になりません。加えて老眼が進行しておりまして、目視でピントを合わせることなどとても出来ないわけです。

昔のナナ美時代から、『ショボいカメラでいかに良い写真を撮るか』。そして、『ピンボケ写真は写真にあらず』が、鈍の命題であり信条なのです。

そこで天才バカ鈍はこの問題をいかにして解決するか考えたのです。
(本人が言うほどたいした考えじゃないです)

で、考えた結果がこれっ!
使い古しのバスカード 裏にカッティングシートを貼った
いやぁ、ものは捨てないで取っとくべきですねぇ。そうです、これは、はるか昔に使い古したバスカードなのです。

これを使って、カメラを騙してやろうという、腹黒い算段をしたわけです。
要はですね、カメラが被写体の後ろにあるものを見てしまうから、後ピンが起こるわけなんだから、後ろを見せなくすりゃいいじゃないかと、そういうわけなんです。

バスカードで作りましたけど、名刺に色紙(折り紙)を、カーペット用の幅広い両面テープで貼るなど、方法はいくつも考えられます。ただ、水濡れと汚れ対策で、表面と裏面に荷造り用の透明テープで保護すると良いでしょう。

これはですね。デジカメって露出もオートですから、被写体の明るさに合わせられるように、いろんな明るさのものを準備しておけばいいのです。
実用的には上の二色で事足りるようです。
で、この方法を某掲示板で紹介したら、「それなら階調をもったグレー一色にすればいいじゃないか」というご意見もありましたけど、被写体が無彩色だった場合、カメラを騙せなくなります。
カードに色がついていても、ホワイトバランスに問題を引き起こすことはありません。
(場合によっては背景の色味は狂うかも?)
単純なことですから、説明は不要ですね。

さて、こいつをどう使うか?

まず、あなたのカメラの設定を、[画面中央でピントを合わせる][露光も画面中央測光に固定する]にしておくことが肝要です。

高級なデジカメでは自分で設定するようですけど、鈍の7千円で買った安カメラは端からそうなってます。
カメラの準備が出来たら、被写体の後ろ、カメラのセンターフォーカスエリアの位置に件のカードを持ってきます。

被写体が白ですから、後ろに明るい色でかつコントラストが強くなるような色のカードをおいて、オートでピントと露光が合った時点で、カードを外して撮影すればピントが合った写真が撮れます。
逆光ですから真っ黒に写ってますが、画像の左上の四角いものが、件のカードです。

上の写真の場合、雨降りの原生林内で完全逆光という悪条件で撮ったものですが、被写体が白飛びすることも、ピンボケすることもなくちゃんと写ってます。

使用上の注意点
1. カードを被写体に接触させないこと。
カードを外したら被写体の位置が狂ってピンボケします。
2. カメラは三脚に乗せるか、ビーンズバッグの上に置く等して、シャッターボタン半押し状態でカメラ位置が動かないようにしないとピンボケします。

簡単に作れるものですから、お試しください。




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