松崎臨海学校
2013年8月10日〜12日
はじめに 学校長 宿舎 集合
給食 美術工芸 遠足 自然観察

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はじめに
各位に置かれましては既にご存じのとおり、これまでカヌーキャンプを実施していましたPier101キャンプ場の閉鎖に伴い、キャンプではなく宿に宿泊して、新たに伊豆半島西海岸の松崎町で2泊3日という短期間ながらも、充実した『正しい日本の夏休み』体験することとなりました。
以下に、その記録を掲載します。
報告者:宝亭鈍騎

学校長
今回出直しで『松崎臨海学校』に改称しましたが、奇しくもこのイベントの創始者で、これまで実行委員長であった、池上氏が6年ぶりに復帰されました。
一部の方は既にご存じと思いますが、氏はご自身の勉学のため、事実上このイベントに参加されていませんでした。
とはいえ、これまでのキャンプの実施にあたり、渉外などの任にあたってこられたのです。我々一同、感謝しております。
そして、今回の復帰にあたり、実行委員長から学校長に就任していただき、更なるこのイベントの功労者であり続けて頂きたいものです。

宿舎
http://www2p.biglobe.ne.jp/~mujintho/new_od/index.htmlの[告]のページでご案内のとおり、「旅館・一仙」に宿泊して実施しました。
おそらく来年もこの宿を使うことになります。

集合
ここ、松崎町の道の駅、花の三聖苑に参加者が三々五々集まるはずだったんですけどねぇ。
早朝7時頃に駐車場に入ったら、ガラーンとしていて、いたのは余語さん一人。ま、野郎の参加者は総員6人ですから無理もないです。
なぜこんなことになったのか?
予測されたことではあったけど、募集期間に問題があったようです。
前年の11月から募集を始めて、今年の3月末に締め切ったわけですから、参加したくても5ヶ月先の予定は立てにくいです。
次回には、もうちょい合理的な方法を考えるべきですね。
そんなこんなで、余語氏とダラダラ無駄話をしているうちに、道の駅併設・温泉[かじかの湯]の営業時間が来たので、まずは旅の汗を流して、クーラーの効いた座敷で、折から始まった高校野球など見ながら過ごしたのです。
そして、お約束の朝飯。道の駅併設・天城山房へ。
 
昼前のしおれた朝顔など眺めながら、ぶっかけうどんを食ったのです。
以前はここのメニュー、どうにもならんくらい田舎味で不味かったけど、今回のこれは、地海苔など入っていて、ずいぶんとましになってましたぞ。
で、私は囲炉裏端氏の自宅と、Pier101を訪ねたあと宿舎に向かい、余語氏はどこへ行ったのか知らん。(^^)

給食
旅に出ると、その地の風景や人情はもとより、食い物もまた楽しみのひとつなのです。
今回の臨海学校で食ったものは、
旅館一仙の初日の夕食。(2日目は取り損ねた)
刺身の盛り合わせの他、諸々。ありきたりといえばそれまでだけど、流石海辺の町だけのことあり。美味いっ!
そして、量もかなりあって、老人には食い切れんほどあったな。
更に書き加えるなら、この松崎町でましなものを食うと、高いのです。ですが、3000円でこれだけあれば、これは超安いのです。
日本一っ!! [丸平]の冷やし汁粉。
モノは「宇治金」の類似品だけど、こいつは最高〜♪ 松崎へ行ったら、こめかみをギンギンさせながら絶対に食うべし。
丸平はなにを食っても美味い。実際に食った井島さんの談によると、これも美味かったらしいぞ。来期には私も食ってみよう。
「くろづけ茶漬け」。たぶん鰺だろうとおもう黒い色をした塩魚のほぐし身が地海苔などと一緒に飯の上に乗っていて、まずはそのまま。その後お茶をかけて、「ひまつぶし」のような食い方をするのだ。
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ほてからに、あまりにも馬鹿馬鹿しいから写真を撮らなかったけど、昨年秋から付近一帯の焚き火とバーベキュー禁止に呼応して、今年から漁協が経営を始めたバーベキュー場は、お粗末極まりなし。
よほどの改善がない限り、来年以降もここでバーベキュー場をすることはないでしょう。
しかし、我々のイベントのメインのひとつだったバーベキューが出来ないのは残念至極だ。なんとかせねば。

美術工芸
これまた丸平さんなんだけど、私はべつに回し者でもなんでもない。ただ、素敵だと思っただけのことなのだ。
今回は、ギャラリーで竹と貝と流木の三人展を開いてました。
 
お二人ともHP掲載の許可を得てます。
左が夜光貝の小野広司氏、右が昆虫竹細工の齋藤徳幸氏。それぞれに素晴らしい作品を見せていただきました。
 
これは小野広司氏の夜光貝で作ったランプシェード。他にアクセサリーや抽象画など、いろんなものが展示されていたけど、作品を全部紹介しきれないのがじつに残念だ。しかし、フェイスブックで紹介するかもしれない。
 
繊細かつリアルっ! いやはや驚いた。
素材の特徴を良く活かし、生物の特徴をしっかり捉えているではないか。日本広しと言えど、これだけのものを作れる人は他にいないだろう。
しかも、写真でご覧のように、「現代の名工」といわれるような老人ではない。が、しかし、いずれは名のある人になるに違いない。
 
そして、実習の時間なのだ。
丸平さんの自宅の座敷に上がり込んで、小野氏の指導の下、磨きに磨いて2時間。出来上がったペンダントヘッドでございます。
紐をヘンプ編みに変えて、アウトドア仕様のペンダントにしようと目論んでます。が、何時になることやら。
で、お馬鹿な私は、この実習に刺激されて、宿舎の夕飯に出てきた[トコブシ]の貝殻を、帰宅後に磨いてみたのだ。
だがいけません。小野氏にも指摘されていたように、薄くて磨き上げた時点でペキッと割れてしまうだろうというお粗末。
でも、全体が薄いわけではないから、厚い部分だけを切り出して、「なんとかしてみよう」と思ってる。
ということが学べたのも、学校効果だね。「松崎臨海学校」と命名したのは間違いではないと思う。
 
また、この丸平の女将さん、巧みに苔玉や小盆栽を仕立てるのです。
持って生まれた才能と、不断の勉強らしいですね。店内に植物の図鑑などが置いてあります。
それだけでなく、店内全体が女将さんのセンスにあふれているのです。ただ、今回は、その全容をお伝えできません。

遠足
我々は、町内見物というか、昼飯を地魚中心に食わせてくれる回転寿司へ行こうと、かなり固い決心のもと、テクテクと歩いて宿舎を出発したのです。
 
まずは住宅街へ。この町はじつに面白い。玄関先に鹿の角が飾ってあったり、レプリカがあったり、廃屋っぽいものがあったり、それなりに上手な彫刻があったり、常に湧き水が流れている家とか、人それぞれでしょうけど、楽しめるのです。
土地柄なのかな? 閉鎖したPier101の管井氏がそうであったように、とにかく芸術家がかった人が多いのです。
 
おっ! なまこ壁にカッターだ。 この艇は岡村造船所で作ってる、FRP製なんですね。
写真では見えないけど、社屋のショーウインドウには、和船の模型等が陳列してあって、それなりに面白いですよ。 厚かましく入っていけば、おそらく和船の歴史とか教えてくれると思いますよ。
そして、漁協でお土産を見繕ったりして、この岸壁をテクテク歩いていたら、なんと驚いたっ! いつもお世話になってる囲炉裏端氏が自転車で追っかけて来てくれたのだ。
追っかけてまで届けて頂いたのはこれ。 石部の棚田で出来た古代米。赤米と黒米で作った焼酎のセットなのだ。 嬉しいねぇ。ありがたいねぇ。 この土地の人の人情をつくづく感じたのです。
そして事のついでに、囲炉裏端氏に「暑さと慣れない歩きで疲れ果てた我らが休む場所はないか?」と尋ねて教わったのが伊豆文邸なのです。
 
で、伊豆文邸へ向かってダラダラと歩きながら、松崎ならではの漁港風景をぼんやり眺めたりとか、釣り人と話し込んだり…。
ここは、けっこう魚が釣れたり、超美味なモクズガニが獲れたりするのです。 モクズガニはあの有名な上海ガニとごく近い近縁種なのです。
 
そして、やっとたどり着いたのがこの伊豆文邸です。 これは古い呉服商の店舗で、明治43年の建築なんだそうです。
 
その店舗跡を、町が所有者から譲り受けて、無料休憩所として利用してます。
裏庭からちょこっと回ると、足湯も設置されていて、これがまた歩き疲れた足に気持ちいいんだよ。
さて一休みした我々、これからどうする? 「一歩でも歩く距離を短くしようじゃないか」 「昼飯は丸平で食おうじゃないか」ってわけで、回転寿司で昼飯を食うという固い決意はもろくも崩れ去ったのです。
そういうわけで、衆議一決。いつものお土産センターに向かって、またトボトボと歩いてここまでたどり着いたのです。
ここのお店はじつにありがたい。 顔を見せれば買い物をしなくても、アイスコーヒーとか心太(ところてん)をご馳走してくれるのだ。
そして、今回はまた、歩き疲れた野郎3人を車で丸平まで送ってくれたのだ。 いいねぇ。こういう人間関係。 囲炉裏端氏といい、この店の人たちといい、じつにありがたいことです。
だから、どんなことがあっても夏は、松崎から離れられないのです。

自然観察
ペルセウス座流星群の極大を13日に控え、さらには散在流星も多く見られるこの季節。 当然ながら流星見物に出かけたのです。
しかし、いけません。空気がもやっていて星が見えるのは天頂だけ。
天気が良ければ、天の川まで見えるというのに、来がけに国道223号の船上から「富士山さえ見なかった」と校長先生も仰ってましたからね。
ただ、幸運な人が一人。社協の職員の誰だったっけ? 一個だけ大きな流星が見えたそうです。
翌早朝。 海水浴場の外れにある「弁天島」へ出かけたのです。
「島」と言う名が付いてはいるものの、ここは陸続きで岬状態になってます。
 
右の写真の中央にフナムシが写ってる
弁天島のさざれ石のような岩は、海底に噴出した溶岩が急冷するときに、粉々に砕け、固まった後に隆起して、更にそれが風化した水冷破砕溶岩というものらしいです。
 
左の写真は「ハマカンゾウらしい」と、BBS仲間のyuuminさんが教えてくれました。 右の写真はなんだかわかりません。蔓性で葉っぱが直立した植物です。
これからもっと奥へ行けば、珍しい植物とか、駿河湾の素晴らしい眺めとか、すぐ足下に打ち寄せる波だとか、いろいろ見られるんですけど…何しろ…
《単独行動》+《老人》+《病人》=危険きわまりなし
なわけで、宿舎に引き上げたのです。
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下手の長文。駄写真の羅列を読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた来年。
宝亭鈍騎
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