竹炭を焼こう

夢人島な皆さん、こんにちわ。楽しいことをしていますか?
きょうは、竹炭焼きについてお話しします。これを参考に、皆さんも健康にいいと言われている竹炭を焼いてみて下さい。

炭の効能

昔から、炭素は脱臭剤として利用されてきました。少し前まで(今でも?)、冷蔵庫の脱臭剤として「椰子殻活性炭」が使われていましたね。椰子殻は多孔質なもので、特に脱臭剤として効果があると言われます。

炭素、つまり炭が脱臭剤に使われると言うことは、それが吸着性に優れていると言うことで、水の不純物や最近を吸着させることで昔から、水の浄化剤としても利用されてきました。

水質の悪いところで生活した方はご存じでしょうが、水の濾過漕にも木炭が使われています。この濾過漕は、上から、砂利・粗い砂・細かい砂の層を作って、各層の間に木炭を砕いたものを入れてあるんです。この木炭に、水の匂いや汚れを吸着させるんですね。

これを知っている人は少ないと思いますが、エッチングとして知られている、銅版画の銅板。あれはピカピカに磨いてないと、刷った作品に銅版の傷が印刷されてしまうんですよ。ですから、エッチングする前に銅版を研磨するわけですが、最後の仕上げに「朴の炭」を使います。また、漆の研ぎ出しにも朴炭を使います。
木炭は研磨剤としても優れているんですよ。

竹を知らない人はいませんね。そう、日本は竹の産地としてもすぐれていて、日本産の竹は、かつてあの発明王といわれているエジソンも「彼が改良した電球」のフィラメントに竹炭を利用したことを知られていますね。
今回の竹炭の流行は電気的な特性を抜きにして、健康面がもてはやされています。

竹の形状から容易に想像できると思いますが、竹炭は木炭と比べて多孔質であるということです。つまり、あの竹の導管が炭化しても残ってるって言うことで、言い換えれば、同じ炭でも孔が多い分だけ表面積が大きく、炭としての特性をより多く発揮すると言うことです。この多孔質であることに関連して、いまの竹炭ブームが起こってるんですね。たぶん。(^O^)

竹炭の焼き方

今回は、アウトドアでたき火をしながら竹炭を焼く方法を試みました。これは、私としても始めての経験です
準備したものは、真竹の切れっ端。鋸、鉈と熱源になる薪です。
写真で見る、下の木組みは貨物運搬のためのパレットの廃品で、キャンプ仲間が業務の関係で入手してきたもので、これを分解して夜のキャンプファイヤーに、つまり炭焼きの熱源にしたものです。材質は米松です。

準備した竹の切れっ端は、長さが15cm〜20cm程度になるように切りそろえます。

竹を鋸挽く場合、目の細かい鋸で材料をまわしながら挽くのがコツです。目の粗い鋸で一気に挽き切ろうとすると竹がバリバリになって汚くなってしまいますから注意しましょう。

下の写真は、切った竹を割って空き缶の中に納めたところです。

空き缶はなんだと思いますか? これ、実はせんべいが入っていた、深い蓋付きのカンなんですよ。
もし、空き缶に塗装などが施されているなら、あらかじめバーナーで焼き切るとか、たき火に乗せて塗料分を取り除いておきましょう。

蓋がネジなどで密閉されるものは、中で発生したガスで内圧破裂をするかも知れません。この場合は、蓋に小穴を明けるなどして、危険を避けましょう。蓋は、カンの中を外気と遮断して、材料が燃えあがらないためのもので、気密は必要ないですよ。

それから、「木元竹末」(きもとたけうら)といって、竹は根本を下にして割るんですよ。それと、鉈で手を切らないようにね。

さて、カンに蓋をしたら、いよいよたき火に乗せて焼成にかかります。

今回、「まずいな」と思ったのは、熱で蓋が反り返って隙間が出来てしまったことです。急遽、蓋の上に重石をのせて回避しましたが、あらかじめ針金などで結わえておくといいでしょう。

たき火の窯は少し長く築いて、傍らで煮炊きをしながら焼き上がるのを待ちます。

左の写真は、パーコレータでコーヒーをいれています。

関係ないですけど、今夜のご馳走は、骨付きかしわのトマト煮です。スパイスがよく利いて辛いけど、けっこう美味かったですね。と、他にホルモン(なんだか分かるよね)と、牛タンの塩焼きです。

胃が悪いって言ってるのに、なんだろね。 無茶といえば無茶。帰りの高速で、また、胃が痛み始めて寝てました。わっはははははは。。。(^◇^)

そして、待つこと2時間余。
出来ました。見てください。立派な竹炭が出来てます。

材料が真竹だったせいか、市販品に比べて肉薄ですねぇ。それと、軽いな。
まあ軽いのは、多孔質だからってことで、納めましょう。

どうです? 竹材さえ入手できれば簡単に作れます。

材料はですね、ご家庭の竹の割り箸とかを利用して、小さな空き缶があれば、ガスコンロの上でも作れますよ。たぶん。誰が試してみて下さい。(火事になっても鈍は責任を負わないよ。)

番外編として、柳箸を利用するとデッサンの木炭が作れるでしょう? 駄目なら柳の小枝を街路樹からくすねてくるとか、いろいろ工夫して見てください。
で、出来た木炭を持って、アウトドアにスケッチに出るとか、それぞれにアイデアを展開して遊びましょう。

世の中、遊びの種はどこにでも転がってるものです。
2000年3月20日 宝亭鈍騎