大腿義足
1.ソケット
ソケットの役割は、大まかに分けて二つあります。まず、体重を支えて、立つことや歩くことのできる絶対条件を作り出します。そして、断端を動かす力を義足に伝え、コントロールするための重要な役割を果たします。
義足の出来不出来はソケットで決まるといっても過言ではないでしょう。

2.膝継手
膝継手は、生理的な膝関節の代償をします。近年の機械工業、エレクトロニクス技術の進歩によってめざましい発展を遂げています。

3.足継手・足部
足継手と足部は「踏み返し」を担います。また、不整地の歩行などを容易にする働きもします。
特に踏み返しの力を大きくした足部の研究は、膝継手の進歩と相まって、「大腿義足で走れる」可能性を生み出しました。
コスメチックカバー
メカニカルな機能を果たすわけではありませんが、義足が生体足の代償であると考えた場合には、重要な意味合いを持つものです。
通常、中心に骨格部分の入る穴の開いたウレタンフォームのブロックを健肢に似せて削りだして作ります。外側には丈夫なナイロンストッキングをかぶせて保護します。

骨盤帯


シレジアバンド
懸吊帯
義足の懸吊性を助けることと旋回を防止する役割をしますが、ほとんどの場合、吸着ソケットを使いますから、短断端でない限り懸吊帯は必要としません。
大腿極短断端の場合、股関節の運動性能を補助する目的で一軸性股継手を骨盤帯と連結する場合があります。


シレジアバンドは、一端をソケットの側面に取り付け、体の後ろを回してもう一端はソケットの前面に取り付けます。