股 義 足
股関節離断に適応する義足は、従来受け皿型のソケットを備えたものなどが用いられてきましたが、現在ではほとんどの場合図のような「カナディアン式股義足」が処方されます。
1.ソケット
断端末から盤まで、ヒップ全体を包みこむ形をしていて、義足の安定と懸吊を図ります。

2.股継手
ソケットの前下方に取り付けられます。したがって、生理的な股継手と比較してかなり前・下に位置することになります。その結果、ソケットは体重負荷時に後方に回転する傾向にあります。

3.膝継手
基本的に大腿義足と同様のものが使われますが、この義足では過伸展状態にセットされます。

4.足継手・足部
膝折れの危険を回避するために、足部は踵の柔らかいものが使われます。
股 関 節
人の生理的な股関節や肩関節は、その頭部が半球状であることから球関節と呼ばれて、機械部品で言えばボールジョイントのようにあらゆる方向に動かせますが、股義足の股継手は蝶番に似た構造で、ドアのように一方向にしか動きません。