ボツネタ集


色々な理由で名残惜しくもボツになってしまった下書きです。
ボツとは言っても、全然ダメなネタって訳じゃないですよ。
そのまま捨てるには惜しいからこそ、ここで発表するんです。

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φ2003年10月22日 ボツネタ「あにまる・ぷれい」

いじめられっ娘の犬娘ってシチュが某HPであったのが
どうも気にいってできたキャラがコリッシュです。

*「飼い犬のしつけ−繋がれっぱなしのコリッシュ」

 朝、ミーナが廊下を歩いている所からはじまり。
ビィトとコリッシュに廊下で会うミーナ。
コリッシュは彼に後ろから抱かれながらふらふら歩いている。

どうだこれ?といってスカートを捲くるビィト。慌てて恥じらうコリー。
もしかしてとミーナが思ったとうり繋がったまま歩いていたのだった。

昨晩、夜のお勤めの役をもらったがうっかりコリッシュが朝まで寝過ごしたので
今日一日おしおきにこのままでいるようになったのである。
コリーの首にある数枚の「奉仕プレート」をチャラチャラ外しミーナに渡す主人。
こいつは一日これだから今日のその分は他の皆で手分けしてくれと彼は言った。

解説:
 奉仕プレートとは、この屋敷に使える者が一日の仕事内容を
 やり忘れがないように持っておく金属製の首飾りの事である。

 一枚ごとに仕事内容が刻印されているその金属板は
 仕事の内容と時間に合わせ、模様や色形で区別されているのだ。
 獣人族は個人の知能差に開きがあり、まともに仕事を覚えられない者や
 文字を読めないものがいるため、数世代前の主が考え出したものである。

 これは色々利点があるプレートなのだがそれはさて置き物語を先に進めよう。

「おまえの今日の仕事はこれだけだ」
そういって最後に残った胸元のプレートをコリーの目の前で揺らすビィト。
それは、夜のお勤めを意味するピンクのハート型の金属札だった。
一日こうしていろという証なのだろう。
コリッシュはそのまま主人に急き立てられ、廊下をよたよた歩いていった。

それから屋敷のあちこちでミーナはコリーと繋がったままのビィトの姿を目にした。
庭園の水撒きをしているところに現れたり、ぶらんこに乗って揺れに合わせて
きゃんきゃん叫ぶ声を耳にしたり、階段を繋がったままゆっくり下る主人を
ミーナが下から見上げてぎょっとしたりする。

それでも午前中はまだメイド服を着た状態だったのだが
それも午後にはすべて取り払われ、首にかかったピンクの金属札のみの
恥辱の散歩姿をミーナはあちこちで見掛けた。

もちろん3度の食事の間もそのままである。
椅子に座ったビィトの上で、向き合って繋がるコリッシュ。
彼が両手で尻を支えているため、彼の口に食事を運ぶのはコリーの役目だった。

食事が終わった後、ミーナが呼ばれ、たれた分を拭いてくれを言われる。
もちろん、上のことではなく、下でたれている汁のことだった。
「うわぁ・・・」
繋がったままの結合部をナプキンで拭くミーナ。
もう幾度も中に出したのだろう、白く濁って芳香を放つ液がたれていた。
待っていろ、かき出すからな。といって動かす主人。刺激に軽くイくコリー。
言葉道理に中から溢れ出した液を、ミーナはぬぐう。
きりがありませんとミーナ。大体でいいと言うビィト。

その時、トイレに行きたいのでちょっとでいいから離してくれというコリー。
さっきもこのまましただろ?と言うビィト。

もじもじするコリーに大の方だと気づき、じゃぁと、嫌がるコリーの尻を抱えながら
ビィトは駅弁状態でトイレに向かっていった。
彼と繋がったままトイレから出てきたコリーが真っ赤になって泣きべそをかいていた
のは言うまでもない事である。

晩の湯浴みも、もちろんそのままだった。コリーのその部分はかなり赤く腫れていたが
痛みは感じてないようだった。コリーは獣人族なので体はかなり丈夫だ。
それに丸々一晩激しく摩擦し続けるのに比べれば、時間は長いが
あまり動かさない状態は粘膜にとって楽なのだろう。
ただ、一日中誰かに見られ続けるという恥辱は精神的にかなり苦痛なお仕置きだった。

今も数人のメイドに体を洗われつつ、コリーは、わんわんスタイルで繋がっていた。
メイドの中にはミーナもいた。渡された奉仕札の中から
なるべく主人と一緒にいられるものを選択していたのだった。

騎乗位の姿勢になりコリーもあらってやれと意地悪そうに主人が言う。
意味を察してか彼女の体を弄り回しはじめる複数のメイド。
泡まみれでいじられながら、また果ててしまうコリー。

寝る時間になり、最後にコリーの世話をするから一緒に来てくれという主人。
コリーの部屋までミーナがついていき、「これが最後だ」と
股を締めさせた圧迫の強い状態で激しく突かれた後、中に注ぐビィト。
そしてコリーはようやく戒めの結合を解かれたのだった。

たれた愛液を拭いてやり、身支度させるミーナ。
見るとすっかりなじんだ秘穴がぽっかりあいたままだった。
ピンクの首の札を外され、明日は一日休んでていいぞという主人。
感謝してすぐ寝息をたてるコリー。
「さて」と主人が言い
「ミーナ、これが今日の最後の仕事だ。」
と、外したハートの札をミーナに渡す主人。
「今日一日、もの欲しそうにしてたからな。」と言われ
ミーナは「はい」と恥ずかしそうに答えた。

いじめ方が中途半端かな?という気もしますが
自分にはこの程度の羞恥いじめが好きなんで(^^;


φ2002年07月29日 ボツネタ「あにまる・ぷれい」

某月間少年誌で主人公が同じ名前になってしまい、破棄したものです。

世界観 獣人達が中世ヨーロッパ風の社会を作り暮らしている。
火は使うが内燃機関や蒸気機関などは無い。
獣人のタイプ 蛮族:森に住む毛皮の皮膚を持つ。思考は弱いが力は強い。

平民:耳やしっぽなど、肉体の一部のみが獣。思考はまともだが力は弱い

貴族:平民よりも人間に近い姿。頭も良く、力も強力。
主人公 名前はビィト。人狼貴族。人間なら18才ほど。
街外れの森にある豪邸で、親から離れのんきに暮らしている。
メイドその1 猫耳族ミーナ。お手伝いの一人。ブロンドウエーブの髪。
ビィトのお気に入りだが、いたずらと失敗ばかり。
メイドその2 猫耳族のレア(レアルティ)。ロングヘアーのお姉さんメイド。
しっかりものだが意地悪というかSっ毛がある。
メイドその3 犬耳蛮族のコリー(コリッシュ)。いつもぼんやりしているおっとり娘。
いたずらはしないが失敗は多い。いじめられ役。

 

ミーナが拾われた時の話。

雨の降る、人通りの少ない商店街を黒塗りの馬車がゆっくり進んでいく。
中ではビィトとミーナが濃厚なディープキスをしていた。
「ミーナ、息は鼻でするんだ。口は俺様から離すな」
馬車の揺れで歯をぶつからせないようしっかり頭を抱いてキスを続ける。

彼女はビィトに拾われたばかりだった。
ドジばかりで夜の行為も拒否していたため放り出されてる最中だった。
そこへビィトが偶然通りかかったのだ。
「ついてこい、悪いようにはしない。嫌ならすぐやめればいいさ」
ここ一体を治めている家名と勲章を信じ、ミーナはついていくことにした。

 急に馬車が止まる。御者「蛮族でございます」
気配で28匹と言い当て、馬車から表に出るビィト。
ミーナが叫び声に耳を塞いでいるうち、彼は返り血一つ無く戻ってきた。

屋敷につき、ミーナはレアに体を洗われた後で身支度をされ、部屋で待つ。
レアから聞いた「失敗した時は厳しいけど、普段のご主人様はとても優しい」
という言葉を思い出し、自分を落ち着かせていた。

ドアが開き、ビィトが入ってくる。「よ、お待たせ」

ベッドの上で後ろから抱かれて体を触られるミーナ。
服の上から撫でられるだけの安心する抱擁。

とろんとしたところで徐々に快楽を強めていくビィト。
抱きかかえる腕で、胸を圧迫し、少しづつ官能を与える。
バターを遠火であぶるような、じわじわととろけていく快感。
首筋を噛まれ、猫の部分の本能を刺激されるミーナ。

攻めは胸に集中し、焦らすようにくすぐり、優しくなであげる。
ミーナが胸を突き出す度に指を遠ざける主人。
もの欲しそうに胸を突き出したところに先端をぐりぐりといたぶられ
大きな喘ぎ声を立ててミーナは体を丸めた。

「もう、やめるか?」「つづけてにゃ」
焦らすような胸の攻めが執拗に続く。バターのようにとろけきったミーナに
シチューをことこと煮込むような、じっくりと芯まで熱を加えるような攻めを続ける。
ここでやうやく服を脱がし、彼女を下着姿にする。
白い下着に「レアもなかなかわかっているな」とビィトが呟く。

下半身が疼くのか、それとも恥ずかしいのか、下に手をやるミーナ。
一人でした事はあるのか?という主人の問いに否定する。
「じゃあ、やり方を教えてやろう。俺が触る前に自分で確かめておくんだ。」
自分の指にだんだん夢中になっていくミーナ。胸をきゅっきゅっと力を加えて揉む主人。
ブラはいつのまにか外されていた。下着の中に手を入れて、ここで軽くイく。

落ちついたところで「どうなってるのか調べてやろう」と言ってレースのパンティを脱がせるビィト。
ころんと転がされて足を持ち上げられ、ミィナは最後の一枚を剥ぎ取られた。

恥ずかしがって隠すミーナを説得するビィト。
「初めてイったんだから変になってないか調べるんだ。
 変になってたらどうするんだ?」 仕方なく見せるミーナ。
「絶対笑わないでにゃ」
ミーナのそこは無毛だった。獣人族には滅多にないので珍しがられる。
「これもしたくなかった理由なのか?」
それより変になってないかとミーナは話をはぐらかす。

「おぅそうだったな。おや、こりゃ大変だ!急いで傷口を舐めないと!」
「騙された?」と思った直後、ミーナは何も考えられなくなるほどの舌技に翻弄される。
尻をワシ掴みにして、こってりたっぷり舐めまわし、舌でほじくり回す。
指による責めも加えて、ビィトはミーナを二度目の高まりへと追い込んでいった。
激しい絶頂感の後、主人と顔を合わせるミーナが酷いにゃ!と少し怒る。
イく瞬間のセリフをビィトが口にしてからかい、「言っちゃだめにゃぁ〜!」と恥じるミーナ。

口付けで互いが沈黙。ここで小休止。
話しながら、ミーナがセックスの意味とやり方を良くわかってないのが判り、主人が教育。
抱き合いつつ、へそまである主人のモノをさすりながらセックスについて説かれるミーナ。

ビィトが言う「男のここはいつも触れ合いを求めているんだ。」
「すっぽり包み込んで触れ合える方法があるんだけど、わかるよな?」
後ろからいつのまにか入れていた指を動かしヒントにする。

今から何をするのかを察し「入んないにゃ!」などのやりとりのあと
指じゃ物足りなそうな表情を指摘する主人。

ようやく了解を得て、後ろから繋がる。きついものがメリメリとミーナの中へと入っていく。
痛みを和らげるため、首を噛んで猫の本能を刺激するビィト。
始めは優しく、次第に動物のような激しい攻めに移っていく。
が、そんな荒々しい攻めも最後には甘受するミーナ。

後日談。ねずみを追いかけてミーナが次々と家具を倒す。
これが原因だったかと、ビィトはあきれつつも納得したのだった。

とまぁこんな感じです。途中までは書いていたんですけど、どうしても何かが足りなくて断念。
ネタはまだまだありますので、徐々に発表していきます。


φ2001年07月09日 ボツネタ「海水浴の帰り道」

ショートHなネタを作ったはいいけれど、よく考えるとHしてない
のに気がついたので破棄。セックスシーンは無いけど雰囲気が
Hだから好きなんだけどね。

『コトトン・・・コトトン・・・』
夏の真っ盛り、午後の快速電車の中は海水浴などの
行楽から帰る客で、溢れんばかりにひしめいていた。

彼女を気遣い、声をかける彼。
キスは済ませたが、まだ肉体関係の無い二人は5回目のデート。
痴漢避けに扉を背にしている彼女が正面の彼へ返事をする。
互いの体にスペースは無く、ピッタリと密着していた。
(彼はTシャツ。彼女は肩ヒモタイプの服)

恥ずかしかったが離れるスペースなど皆無である。
それどころか駅につく度乗り込む乗客で混雑度は更に増していく。
二人が下りる地元の駅まではまだ遠かった。

冷房はついているはずだが、人の多さで効果はない。
じっとりと汗ばんでいる乗客達。もちろん二人もである。
潮の香りの交じった、柔らかな彼女の匂いを感じる彼。
ピタリと密着した肉体。電車が揺れるたびに、押しつけられる胸。
ふにゅりとした感触とその中央にある突起が意識を集中させる。
 『ノーブラなんだ・・・』と、彼は思った。

『あ・・・やべぇ』
思わず立ってしまった彼の股間。
だが興奮は抑えられず、ますます熱く固くなっていく。
満員電車のために腰を引くにも引けず
膨張の限界にまで勃起してしまったモノを
ミニスカート下腹に押しつける形になってしまった。
「ご、ごめん・・・」
真っ赤なっている耳に小声で謝る彼。
何も言えず、うつむいたままの彼女。
『コトトン・・・コトトン・・・』
電車の音だけが車内に響く。

ビクン、ビクン。ドキドキする鼓動に合わせて脈動するペニス。
『やだ、こんなに・・・』
彼の下半身はラフで生地の薄いトランクススタイルだったので
その熱はミニスカートの彼女にも伝わっていた。

彼が気がつく。自分だけでなく
彼女の鼓動も激しくなっていることに。
密着しているからこその出来事だった。

続いて、胸の先にある突起が前よりずっと固くなっていることに
気がつく。彼女もまた、自分と同じく興奮しているのだ。

『コトトン・・・コトトン・・・』
さりげなく。いや、無意識のうちに彼の肉体が電車のリズムに
合わせて揺れていた。獣欲にそそり立つ肉棒を彼女の下腹に
擦りつけ、性の快楽を得ようとしていた。

最初は縮こまっていた彼女もまた、次第に羞恥がマヒしていき
胸を圧し返し、乳首の先端を彼の胸板に擦りつける。

電車が揺れるせいだ、電車で揺れてるだけなんだ・・・
振動に合わせ、布越しにこすれあう二つの肉体。
互いの耳が相手の熱い吐息を感じていた。

彼女がゆっくりと顔を上げ、二人が欲情の視線を交わした時
電車は目的の駅に着き、彼女の背中にあるドアが開いた。


駅からの帰り道、顔を見合わせられない二人。
思わず興奮した自分を恥じらい、黙ったまま歩く。

彼女の家の方が駅から近いので、付き合い始めてから
こういうデートや学校の帰りは、いつも彼が
家まで送っていく習慣になっていた。

彼女の家が近づき、財布の中からカギを探す彼女。

「あれ?」
鍵が無いと彼女が言い出す。このままだと親が帰って
くるまで入れないが、今日の帰りは遅くなるらしい。

「あ・・・そ、それじゃ俺ん家で待ってないか?」と彼。
恥ずかしそうに「うん」と言う彼女。
手を繋いだ二人は彼の家まで歩き出す。
「髪、洗いたいからシャワー使わせてね」
「お、おぅ」

彼女は知っていた。彼の両親も今日は留守だと言う事を。
彼女は嘘をついていた。実は鍵なんか無くしていなかったことを。
 

 てな具合にいいとこで終わっちゃう作品です。
最後の2行からここまで話を膨らませてみました。

電車なのに痴漢じゃないし、脱がないし、手で触ってもいないんじゃ
読み手が物足りないよねぇ〜(^^;
実際書くとしたら、雰囲気や密接する感触の描写なんかを
もっと濃く表現するとは思いますが、それでも結局本番しないし。

興奮するだけさせておいて、それ以上が無しだなんて
グアムで見たストリップみたいだ(笑)


φ2000年12月18日 ボツネタ「ファイティングお嬢様」

ショートHには長いし、短編にするにはちょっと書く時間が
取れそうにもないのでここへ。

格闘趣味のお嬢様のお話。

路上の格闘シーンから始まる。
上品そうなブレザーのお嬢様と、ゲスな皮ジャン筋肉野郎との闘い。
一蹴り二蹴りで軽くのしてしまうお嬢様。

遠くで見ている視線に気づくが、正体が判らないうちに
視線はその場から消えていってしまった。


帰ってからシャワーを浴びながらいつのまにか一人H。
戦った後は肉体の火照りが収まらない。

それは、あるできごとがあってからだった。
初めて負けた話。そしてその後に陵辱された恥ずかしい思い出。
(内容は軽く済ませる)

ここでケンカしていた事実を出す。その事件があってから
裏では負けるとやらせるという噂が流れてしまっていた。

シャワーを股間に浴びせ、立ったままイってしまうお嬢様。
一息ついた後、さめざめと泣く彼女。

次の日、闘いの後でまた視線に気がつく。
戦意でもなく、卑猥な目でもない気配。
いいかげんにしなさいよ!とお嬢様の方から声をかける。
下はジーパンだが上は柔道着っぽい妙な男が現れた。


そして彼女の家の道場での試合。話しながらの戦い。
一方的に攻めるお嬢様。すべて受けきる男。
「どうした、負けるのが怖いか?」
「あたくしは、二度と負けるわけにはいかないのです!」
「お前を倒した男がいただろ?あんたが負けたらヤらせると噂してたんだ。」
「・・・あなたも同じお仲間のようですわね」
だが、横に首を振る彼。
「あの下劣野郎はな、俺が二度と戦えないようにしておいた。」
ぞっとする彼女。彼はあれより強い相手という事なのだ。

だが、ここでニヤリと笑うお嬢様。あの時の復讐がしたくて
その後の修練で成長した自分を試したくて
そして二度と負けたくなくて、彼女が連打で攻め始める。

「闘いとは相手をねじ伏せるのが真意ではない。
 相手の考えを理解し、心を通わせるのがその本筋だ。」
「言ってることがわかりませんわ!」とお嬢様。
自分の意思で相手を屈服させるのが格闘だと言う彼女。

ならば、と彼女が次に繰り出す技を当てながらガードする彼。
驚く彼女。
今度は俺の番だ、技を読んで見ろ。と言って攻撃に転じる彼。
お能様にコツを覚えさせながら、少しずつ難度を上げていく。
「見込みはある。だが、まだまだだな。」
最後に気功を彼女の腹に一発打ち、とどめを与える彼。


気がつくと医務室のベッド。
心配そうに見ている従者達と医者と彼。彼以外の者を下がらせるお嬢様。
「勝者のほうびよ、好きになさい。」
諦めの冷たい表情でつぶやくお嬢様。
彼がやれやれと思う。

前をはだけ、赤くはれた腹部へそっと手を置き、気功で痛みを和らげる。
「手加減が弱かったようだ。すまなかったな。」
加減をされたのに傷つき、悔し泣きをするお嬢様。
「あたしは負けたのよ!情けをかけないで下さる?よけいみじめじゃない!」

「言っただろ、勝者が敗者を踏みにじるのは本当の格闘技じゃない。」
ぷいとそっぽを向くお嬢様。腹部にあてがった手からじわじわ効く気功に
彼女はだんだんうっとりしはじめた。

「もっと下にもお願い。もっと下。もっと・・・」
「でも、これ以上は・・・」
と、戸惑う彼の手をとり、スパッツ越しの谷間へ導くお嬢様。
「お願い、今だけは情けをかけないで。」
恥じらいながらつぶやく彼女。彼女がそれを望んでいるのに気づく彼。


キスをしながらあそこに気を送る。
「格闘技とセックスの違いは、何だと思う?」
「そんなの、全然違いますわ。」
「ほぼ同じだよ。相手に与えるものが、ダメージか快楽かの違いだけだ。
 相手が何を考えているか、どうしたいと思っているのか
 心を読んでそれに対応する。違うかい?」

自分とは違う考えに戸惑う彼女。
「今まで相手を理解せずに、ただねじ伏せるだけの闘いをしてきたんだろ?
 そんなんじゃしょせん二流止まりだな。」
少しムッとするお嬢様。
「本当に強くなりたいのなら、相手を理解してやらないといけない。」
優しい笑顔にドキッとする。

「例えば今、君の筋肉はこわばって振えている。多分、怯えと緊張から
 くるものだ。触られるのが怖いのかい?」
こくりとうなずくお嬢様。

「相手を信頼するのも必要だ。俺のを触ってみてごらん。」
たくましく反るものをみせる彼。
「一番の弱点を相手にさらけ出すんだ。怖いのは当然だね。
 でも、あえてそれをする。怖さを乗り越える心構えが必要だ。
 弱点をさらして、ぎりぎりでかわすのが格闘なら
 ぎりぎりの先すら受け入れるのがセックスだ。」

おどおどしながらさわり、彼の指示にしたがいあちこち触るお嬢様。
指示をしながらも、彼の指がお嬢様の尻を撫でる。

攻めにビクビク反応するペニスに対し、どこか残酷な
それでいて愛しい欲求がお嬢様の中で沸き起こる。

気持ち良くさせてみたい。この人を快楽で翻弄させてみたい。
どうすればもっと・・・
いきなり舌で舐める彼女。そこまでしてもらえるなんてと驚く彼。
彼の指が早くなる。彼が焦っているのを理解するお嬢様。

我慢できなくなり、勢い良く彼が発射する。
多くは彼の腹の上に出たが、少しお嬢様の顔へかかる。
だらりとしたものを見て不思議がり、笑う彼女。

お返しに彼が舐める。横向き69で再スタート。
彼女も復活し始めた彼のモノをまた責め始める。
「あぅ!・・・そんな、ずるいですわ。」
彼が下腹部に気を送ってお嬢様を高まらせたのだ。
じんわりと内部から心地よくなる刺激に
くねくね腰を蠢かし始めるお嬢様。

秘孔に挿入した指から子宮へ直接彼が気を送りこみ
お嬢様を寸前まで高まらせる。我慢できなくなり
「お願い、きて。」
というおねだりを了解し、二人が繋がる。
「ほら、全然違うだろ?相手をねじふせるセックスより
 互いに理解し合うこっちの方がずっといいだろ?」
「はぅっ!は、はいっ!ああ!いいっ!」
一瞬、負けてレイプされた時の事を思い出したが
快楽により彼女の憎しみは瞬時に吹き飛んでしまった。
もうどうでもいい遠い過去のことになってしまう。
「格闘だって同じなんだよ。」
うなずくお嬢様。気持ちを理解し合い、腰の動きを同調させて
突きのテンポを激しくさせていく。絡まる腕と肢。
格闘とは違う汗を流して淫らに悶えるお嬢様。
そして二人で高まって果ててしまうのだった。

終わってから、どうしてあたしなんかに?と聞く彼女。
昔、格闘仲間の恋人が同じ奴に犯された。と彼が打ち明ける。
その恋人は俺とはもう会えないと言い残して姿を消してしまった。
同じように女性が傷ついて泣くのはもう嫌なんだ。と、彼。


エピローグ。二人が戦うシーン。
あれから彼を師匠として雇ったお嬢様。
彼自信も修行と彼女を探す最中だったが、仕方なく付き合う彼。
いい勝負をする二人。幾つかの打ち合いをし、最後の一撃で彼がふっとぶ。
「まいったまいった、手加減しすぎたかな?」
「もうそんなものはいりませんわ。」
強がるお嬢様。
「それでは約束どうり、今夜の主導権はわたくしですわね。」
彼が思い出して、しまったという顔をする。
「ふふっ、1時間はイかせてあげませんわよ。」
サディスティックに微笑むお嬢様。

『ファイティングお嬢様』(完)


 ネタ的にはいいんだけど、どうも格闘ゲームのあるキャラと似過ぎてねぇ(^^;
同人誌で全く同じ話があってもおかしくなさそうだし。ってことでボツ。


φ1999年10月03日 惑星るふらん未使用ネタ

惑星るふらん、アイデアを出したけど使わなかったものを幾つか・・・

「永遠よりも深い愛」

傷心旅行中、地図に無い星に近づき、攻撃された宇宙船。
星に降り立った若者は、少女と共にいた護衛ロボ「クロ」をうっかり破壊してしまう。
救援を待つためにしばらくその少女フェアーと生活をする。
そしてついに彼女に手を出す。

しばらくして彼女が病気に。直す手段を求めて少女の言う父親の元へ。

そこには少女ばかりの住む都市があった。
(少女とロボットが一人一台ペアになっている。)
驚く彼。

そこの城で父親だという老人に会う。そして病気の意味を知る彼。
少女らは永遠の命を与えられている。だが、彼女に性行為が与えられると
性的な興奮で体内ホルモンのバランスが崩れ、永遠の命を失うのだ。

「俺の・・・せいなのか?」
老人は何も答えない。
「俺が、フェアーと寝たせいで・・・彼女は・・・・」
自分のせいで発病したんだと知る彼。
元マッドサイエンティストだった老人は、過去を悔やみ
自分への戒めにこの星を作ったのだ。

その晩、嘆く彼を少女は優しくなだめる。
愛を知らなければ、永遠の命なんか意味が無い、という。

そして、その晩彼と彼女の触れ合いが再び。

数ヶ月して彼女は枯れるようにやせ細り死んでいった。
墓を作ってやる彼。それを不思議そうに眺める少女達。
彼女らは墓の意味を、死の意味を知らない。

老人に送られ、惑星から出て行く彼。
いつもと変らぬ日常が戻った。別れた彼女とよりを戻す彼。
数年後、子供が生まれ、彼は娘にフェアーと名づける。

*解説
「永遠よりも望むもの」の前アイデアバージョンです。登場人物の使用言語は惑星間の共用語。
今考えるとこっちの方が良かったかもしんない。でも書くとかなりの量になってしまうからヤメ。
一時期、少女を複数にする?という案もあった。村一つの少女達をまとめてH。鬼畜〜!
しかもまとめて発病死。うわー!すっげー罪悪感!(笑)
「るふらんへの旅路」

数世紀前の移民計画により、移住できる星を捜し求めている船団。
そこに拾われた冷凍睡眠のまま漂流していた男。

内部は幾つかに分割されたスペース。
不意の事故と、到着時の環境違いを考慮し、いくつかの異なる環境で人が住んでいた。
サバンナ(高温乾燥) アマゾン(高温多湿) ヨーロッパ(低温) アジア(多様)
等など

何らかの影響で、住民は女性のみ。
しかも幼形成熟(ネオテニー)により12,3歳までにしか成長しなくなっていた。
人工増産は既に卵子培養によるクローンで行われている。

そこへやってきた男。当然彼は非常に歓迎される。
ナノロボットから細菌レベルの影響。住民への精神的影響をチェックされ
ようやく星に降り立つ彼。

仕事をする意味も腕力もないため、毎日を遊んで暮らす少女達。
「私たちは『るふらん』を探しているんです。」一人の少女はそう言った。
「るふらん?」
「あ、惑星の名前なんです。いつか見つかるはずの第2の故郷。
 いつかきっと私たちの前に現れてくれるはずなんです。」
楽園を求めている事をしる彼。ここが楽園ではないのだろうか?と考える彼。

人工受精がすべて失敗した事と
モルモットは嫌だという彼の希望により性行為交配が行われる。もちろん、あちこちの地域で。
いくつもの区画をわたり、彼は少女達と交わっていく。まさにハーレムである。

しかし、数ヶ月の後に本当の恋をしたくなってくる。
望めばすぐ手に入るいいかげんなものでなく
自分でなければいやだという一途な愛を欲しがる彼。
(ハーレムの中では恋愛はできないというテーマ)

少女達にまとわりつかれながら、彼は違う瞳を持つものをみかける。
色や形とは全く違った要素を含んだ瞳。
他の少女達はすがるような羨望の眼差しで私をみているのだが
ただ一人、遠くから哀れむような寂しい目があった。

追いかける彼。「あなたは愛されていない」と少女。「そんなばかな」と彼。
「・・・・今にわかるわ」そう言い残し少女は立ち去った。

しばらくしてあちこちで男子の出産が始まる。
「俺達の子供だな。」
「いいえ、私たちの子供よ」
初めはその意味が分からなかった。だが、すぐにその意味を知ることになった。

各地で出産が始まり男の子が産まれ出すと彼は見向きもされなくなった。
誰も彼自身を、彼の心を求めていなかったことを知る彼。
少女のみの生活をしていた彼女達にとって、彼は見慣れない異物でしかなかった。
ただ、仲間達の存続の為に、彼ではなく仲間の為だからこそ
性の苦痛に体を差し出していたに過ぎなかったのだ。

肉体は少女でも、思想、思考は冷酷な大人の考えだった。

『追放』
子供が生まれ、ある程度まで育った時、それは彼に向け宣言された。
(無実の罪をきせられる彼)
結局異分子は排除するという考えなのだ。愕然とする彼。
やはり、単なる遺伝子の提供者にしかすぎなかった。

「だから言ったでしょ?」
振り替えるとあの時の少女だった。
「ここの船団が滅ぶのも時間の問題だわ。だって、心が無いもの。」
「だからまともに子孫ができないの」
「愛はあっても仲間の内だけ、ただそれだけだもの」
「魂から魂は生まれるわ。その魂を消費するだけじゃ駄目なのに。
 自分の魂を育てようとする気が無いの。」
「そう、本当の心、魂がないの」
彼がすがる
「抱いてくれ!俺の心を抱いてくれ!」
今まで楽園だとばかり思っていたのは偽りの楽園にすぎなかった事に気がついた。

最後の望みに志願した彼女を連れ、また延々と続く冷凍睡眠に入る。
しかし、彼はもう寂しくはなかった。あの船団の中ですら味わえなかった愛を
そばに感じる事ができるのだ。

「俺達はアダムとイブみたいだな」彼はそう言う。
そして、永遠の愛を約束した二人は無限とも言える安らかな眠りについた。

*解説
書くと異様に長くなるので残念ながら没。下書きだけでもこんなにあるし。
あと、見た目は少女でも中身は大人というのがちょっち冷めるかな?と(^^;
アイデアの一部は『永遠よりも望むもの』にもっていってます。
ネコミミ大脱走 人工惑星るふらんその2(番外編)

前振り
無限に長く生きていると、いろいろなことがある。
時には冗談としか思えないできごとも。


C地区で警報が鳴り、駆けつけるエブリ。
ネコミミ人種が区画外に逃げ出したそうだ。

ネコミミを引き取りに来た老夫婦が園内を見学するスキを狙っての行動らしい。
引き取りとは、少女達を幸せにしてくれそうな人たちに養子に出すことである。

ただネコミミ人種は引き取り率は高いのだが、あまりのいたずらっぷりに
返却率も異様に高かった。

「ところでなにが原因なんだ?」
原因の旧式金属ロボットがぶるぶる震え
泣くのを真似てるのか目から洗浄液を垂れ流す。
人に近ければ情も引かれようが、まんまロボットではギャグにしかならない。
う〜ん、やっぱり面白い奴だ。
最近、はした金で拾ってやったが、安かった割にはけっこう楽しめる。

楽しんでいる場合ではないことにはたと気づく。
「逃げたのは何人だ?一人か?二人か?」
「正確には確認していませんが130人ほどです。」
「なにぃ〜!」

思い起こせば12年前、3人のネコミミが区画外へ逃げ出し
あちこち暴れまわったあげく、システムの60%を一時的に動作不能にしてしまった。
あの時ばかりはるふらんが滅びるかと思ったものだ。

あれから、ここの区画は特に厳重管理していたのだが
まさかまたこういう事態が起こるとは。

結局全域に警報を出し、余裕のあるアニマロイドを探索、捕獲にまわした。
もちろん彼自身も探しにでかける。責任をとりたいと、ついてきたロボと一緒に。

ネコミミの反応は様々である。彼を見ると一目散に駆けてくるもの
まったく無視してるものは捕まえやすかったが
鬼ごっこと勘違いして逃げる奴等がかなわない。
「あー待てっこらっ!リータ!キャルロ!プチ!」
「あの、ひとつ聞いていいですか?」
「なんだ?」
「どうして見る猫見る猫、全部名前知ってるんです?」
「そのくらいここの主として当然だろ?
 るふらん内の少女データーは全て頭に入っている!」
「はぁ、なるほど。世間でロリコンキングと呼ばれる訳ですね」
「おい・・・・」
ゴシップでそう呼ばれているらしい事を告げるロボ。

あれから、何匹か捕まえ、残りの小猫が四人とわかる。
そして最後の四名が穀物保存庫にいるのを確認した。
「こればっかりは使いたくなかったが」
マタタビスプレー銃を取り出すエブリ。
「いきなり慎重ですね」
「あたりまえだ。最後の奴等は手強いから残ったんだぞ。」

穀物庫は縦横数キロメートルの倉庫である。普段のぶんと、いざという時の備蓄用でもあった。
それぞれ100メートル単位で200余りの庫に別れている
入り口は電子ロックだが欠点がある。
換気口が広く金網を壊せば倉庫から倉庫へ移れるようになっていた。

とりあえずマタタピで一匹ゲットする。
「ふにゃぁぁぁん」
いきなり発情モードに入るフィリア。俺に甘えてくる。
まぁ一匹だけならなんとかなるだろう。

この前は、気持ちよかろうと思い群れの中に撒いてやった。
初めのうちはネコミミ達の全身へのすりすりで魂が抜けそうなほど心地よかったが
興奮の高まった最後には、ほとんどたこ殴り乱舞状態になり、酷い目にあった。
「アホですね」
「なんだと?」
「いえ、何でも」
んなことを言っているうちに
ズボンのジッパーが偶然つめ先にひっかかり、ずり下げられる。
「わっ、ちょっと、こら!」
有無を言わさずぱくりと咥えられ、ちゅるちゅるすすられてしまった。
「うおっ!まったりとして、それでいて適度にしつこくない舌づかいが!」
馬鹿なことを言っている場合ではない。

どうやらこいつは一網打尽から逃れるために出された尖兵らしい。
なかなか頭の回る奴等だ。とりあえずこいつを何とか慰めなくては。
気絶するほどのオルガスムスを味あわせて彼はやっと開放される。
「残るは三匹!」
「リータ!キャルロ!プチ!出てこい」
「やーだね!あかんべー!」
積まれた荷物の上から声がして、三匹の走り去る足音が聞こえた。

逃げる三人、だが先手はすでにうってある。
「んにゃぁ〜!」
換気口から逃げようとするのを見越して
金網の外された換気口近くの穀物袋にロボを潜ませておいたのだ。

「なんで気配がなかったにゃ!?」
「はい、ロボットですから。」
鬼ごっこはやっと終わった。

個別の医療部屋で各精密チェックを受ける猫達。
俺の質問に泣きながら訳を話す首謀者のリータ。

「みんなと別れるのがいやだったにゃ。」
老夫婦が引き取りに来たのは彼女だったのだ。
彼の服に染み付いたマタタビで欲情する彼女。
最後に別れる記念に彼はリータを抱いてやった。

一週間後、あまりのイタズラぶりに返却されるリータ(笑)

*解説
締め切りが延びていたので時間が余ったら書こうかと思っていたネタ。
でも時間が無かったんだよねぇ〜(^^;

う〜んこうしてみると結構量があるな。こういう形でしか発表できないのが勿体無い。


φ1999年06月20日 るふらんの未使用結末

 るふらんで最後の原因が自由に考えられる状況だったため
三つ程アイデアを出しました。これは使われなかった残り二つのアイデアです。

その1「成長の神様」

 いつまでも小さい香織が可哀相でやってきた成長の神様。
成長の為のお薬を持ってきたが、夜を待つまでタンスの上でHな本を
読んでいたら、夢中になってる最中に、急に本が崩れる。

 兄にかかる薬。副作用で老化と性欲増強作用があるため
急いで香織の中に入り、体液を通じ彼に中和剤を送る神様。
途中起きそうになった香織を押えるため、猫に飛ばす。

程よく飲ませたところで、いーかげんにせいっとばかりになぐって気絶させ
香織を元の体に戻すため、猫の首を絞めて香織の意識を失わせた。

 そこへバットタイミングでやってきたお友達。
こりゃいかんとばかりに、今度は口から体液を飲ませて
あたりに散らばっているハズの薬から彼女を中和させる。

ついでに余分に失った力を回復させるため、彼女をイかせて気を吸う神様。
気絶もさせることができて一石二鳥。

薬は心と体両方に作用するので、正常な状態で
彼の体内にある薬の力を吸収させるため、香織の意識を戻す。
(薬とは言っても精神エネルギーの塊みたいな存在。実体の無いもの。)

*ここから4章
起きる兄。勃起したままで苦しがっているのを見て慌てる香織。

ようやく彼女らの前に姿を現し、解説する神様。
彼のモノを吸って、力を受け取ればいいと言う。

苦しがる兄を安らげるためと、自分の成長の為、仕方無しに吸う彼女。
飲んでから、同じく薬の副作用で異常興奮する香織。
ごめんな今日だけだよと誤りながら、彼女を指で慰める兄。

翌日、夕食にお赤飯が出てきておしまい。

*解説
 春来(しゅんらい)という神様(の使い?)の名前まで考えついてたのに
使わなかったアイデア。今考えるとこっちでも良かったけど
いきなし神様現わるじゃ、突飛すぎるからねぇ(^^;
その2 「悪意の宝石」

タンスの上に置かれた宝石の中身は、性欲の悪意の含まれた呪いだった。
兄がモテモテになる通販で買ってだまされたと気づき、エロ本と一緒にしまっていたのだ。

タンスから落ちた表紙に宝石から飛び出す意識。
まずは兄の中に入り込む。気がつきそうな香織の意識を猫に飛ばす。

彼から欲望の力を吸収し、失った体の変わりに香織に入り込む悪意。
彼女を猫に入れたまま殺そうと首を絞める悪意。

そこへ運悪くやってきたお友達。まんまと悪意の餌食にされる。
力を更に吸収する悪意。だが、気を失っただけの彼女が元の体に戻る。

そこで兄の意識がもどる。妖艶な微笑みを浮かべ彼に迫る悪意。
体の中から必死に否定する香織。

彼女じゃないと思いつつも拒否できない兄。
まだ、悪意に心を半分支配されているのだ。
69で交わり合っている最中、ちらりと宝石が目に入る兄。

「宝石に封じられた淫魔が・・・」という広告を思い出し
こいつが原因か!と気づいて封印する兄。
使用したいときだけ、ひねって開放させるのという取説を思い出す。
ひねりを戻したとたん、苦しみだした悪意が宝石の中に戻っていく。

香織の体の火照りが収まらないのを慰めてやる兄。

友達が見たのは夢でもみたことにする(このへん苦しい(^^;)

翌日、宝石を川に捨てたところでエンド。二人が去った後
きらっと光る宝石に通りがかった由美が気づいたシーンでホラーエンド。

*解説
こいつも急に宝石出てきたんじゃ何だなと思って使えなかったアイデア。
「実はこうだった!」というのは、前振り無しだときついもんなぁ。
だから前振りを後から追加できる二人の過去ネタになった訳やね。

φ1999年03月08日 ボツ決定ネタ

『あにまる・プレイ』が正式に書くように決まったので、前バージョンともいえるネタの
破棄が決定。でも、そのまま捨てるには惜しいので、アイデアのみここに書きます。

出だし
*西暦3024年。科学技術の発展により、資源問題、労働問題が解決した時代。
誰もがあくせく働かず、生活が豊かなまま、全世界の人口が1/1000に減少した世界。
「緑多き貴族の時代」と呼ばれるこの世界で、俺は気ままな人生を楽しんでいた。

*文明の進歩は500年前から止まっている。
人口減少のせいで収束的に集まった財産を持つ主人公。

*遺伝技術で作られた玩具用の猫耳娘が野性化して繁殖している。
ロリータ、ガール、ウーマンの種別。全て女。子供も女しか出来ない。
趣味の差から混合率が個別に違い。頭も人並みから獣に近いものまでいる。
人に近いと、服を着たがる習性があるようだ。

猫耳娘との、狩りではなく物々交換としてのHをする習慣がある(ナンパ)
強姦を目的にしたハンターと呼ばれる奴等もいるが、俺はそんな奴とは違う。

ナンパしに森へ出かける主人公。ロボットのサポーターつき。怪しげな関西弁を使う。
カットジーンズをはいたガール種の猫を見つけ、エサでつってH。

帰り道、幼女タイプをエアカーではねてしまい、怪我したのを助けて飼いはじめる。
怪我が治り、リハビリが終わる頃に冬になり、そのまま一冬一緒に。
(幼女タイプは生存能力が低い)

発情期にうっかり子どもができる。
その中にできないはずのオス猫が混じっているのを見つける。
(強引な治療のため、遺伝子に影響が出たのだろう。)
次世代の人類はこいつらなんだろうなと、思う主人公。

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