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『るふらん−番外編』

byオゾン

「人工惑星の『性夜』」

 24時間を一日とし、365日周期で行われる『クリスマス』
甘いお菓子と焼いた肉でパーティーをし、夜になれば
優しいサンタクロースがやってくるという楽しい行事。

すでにその存在の無くなった祖なる惑星『地球』で行われていたという
『クリスマス』は一部の星でもまだ続けられており
それは人工惑星るふらんにも未だ存在し続けていた。

「ふぅ、さて次はここだな。」
動きにくい赤と白のもこもこしたサンタの服装は移動には不便だった。
まぁ温度調整機能があるだけよしとしよう。後で動きやすいように改良だ。
それに脱ぎやすいようにもしないとな。
そんなことを考えながら、俺は灯りの消えたとある少女の寝室へと侵入した。

可聴域の空気振動を100%抑えるサイレンス装置や
床面への振動を反共振により一切消す防音靴に光学迷彩の隠れミノ。
極上の隠密兵器をふんだんに装備したから俺がどんなに室内で騒いでも
彼女は一切気がつかないだろう。
だが、それほどの装備を固めていても、体は自然に音を立てないような
忍び足の姿勢になっていた。まぁこうした方が雰囲気が出るからな。

 そっと暗がりのベッドに近づくと、そこには
祖先とほぼ同じ姿形をした始祖族の少女「リーシャ」が
安らかな寝息を立てて眠っていた。
毛布をめくり、彼女の可愛らしい寝間着姿を覗き込む。

「リーシャ、リーシャ。」
「んん・・・・おとうさん?」
まだ寝ぼけているのか、おれのことをお父さんと呼ぶリーシャ。
「違うよ、サンタさんだよ。」
そう言いながら俺は仰向に寝る彼女の胸に優しく手を奥と
寝間着の前ボタンを一つずつ外していった。
淡くほのかにミルクのような香りが鼻をくすぐる。
香りすらもまだ少女になりきれてない幼い肉体だ。

「ん・・・・んぅ?」
ぼんやりとこちらを眺めているリーシャ。
そういえば彼女にこういう行為をするのは始めてだった。
ほんの少しだけ脹らんだ胸に手をそえ、両手で円を描いて撫で回す。
指先を立て、こりこりと小さな可愛い乳首をいじってやると
彼女はふふっとくすぐったそうに口の端に笑みを浮かべた。
まだ寝ぼけている少女の肉体を優しく性の快楽へ導いていく。
「あん・・・やだぁ・・・」
未発達で開発されていない幼い身体にとって
全身への愛撫はくすぐったいだけだろう。
こういう場合は一点集中が望ましい。

 俺は彼女のへそを軽くくすぐってから手を降ろすと
寝間着の中へ指先を侵入させていった。ショーツ越しに
リーシャの大事なところを感じる。ふくよかで暖かく湿った感触。
直接触るのはきっと痛いだろう。このまま布地の滑り良さを利用し
彼女を性の開花へいざなっていくことにしよう。

 愛を込めた圧迫。上下に擦られる甘い蜜楽感に彼女が気づき
眠気を交えたくすぐったさや恥ずかしさからくるほのかな笑い声が
喘ぎの吐息に変わるまでそれほど時間はかからなかった。
「んっ、ふっ、ふぅうっ・・・あ、はぁ・・・」

腕枕の上で彼女の頭が訳も分からぬまま何かを求め、ゆらゆら揺れる。
シュッ、シュッ、シュッとリズミカルな上下運動で亀裂を刺激する。
擦る力を強めると幼い下半身がくねくねと逃げるように身悶え
圧迫を弱めれば求めるように腰を突き出し、心持ち股を開く。
「う、そこもっとぉ・・・」
亀裂の上部にある突起。幼い身体に主張を始めていた淫核。
その快楽にリーシャが気づいたようだ。どうやら彼女は性に関して
かなりの優等生らしい。これからが楽しみだ。
「そこ、そこぉっ欲し、欲しぃのぉ。」
求められるまま俺は彼女の一点に指を集中させてやった。
「あくっ!はぁぁっ、はっはっはっ、あっ!いいいっ!」
腹筋を使った腰使い。快楽を増す淫らな動きをもう学習したようだ。
蜜の溢れもかなり多く、俺の指をぐっしょり濡らしている。
全身から発せられた汗の匂い。本能をソソる性の香りも格別だ。
これはもう素質と言ってもいいだろう。

俺は彼女へのご褒美に湿った白いショーツへ指を潜り込ませると
リーシャの愛液まみれな亀裂をぬるりと撫で上げてやった。
「きゃぅっ!んっ!あ、いいっ!」
仰け反りながらも受け入れるリーシャ。淫核のフードを見つけたひとさし指に
薬指を添えて包皮を剥ぎ、脹らんだ淫核を中指で転がしてやる。
「ひっ!・・・きゃふっ!あぅん!」
腕枕をしている左腕をのばし、可愛く尖った乳首の突起をつまむと
俺は上下別々に捕らえた二種類のコリコリをたっぷりもて遊んでやった。

「どっちのコリコリがいいんだい?」
「あぅぅ・・・どっち、どっちもぉっ。全部いいのぉ!」
強い快楽と喜びを表現させる幼い顔にキスの雨を浴びせながら
指の責めを少しずつ加速させていく。
「はぅ!い!・・・あ、何!?ああっ!・・・・・!」
息を止めた彼女がだらしなく開いていた膝をきゅっと閉じて天井へ向ける。
腰は限界まで持ち上がり、アーチを描いてぶるぶる震える半身は
リーシャが初めての絶頂感を体験している事実を現わしていた。

不意に腰ががくっと落ち、呼吸を取り戻して肩で息をする彼女。
その可愛らしい顔へ優しい口づけを幾度も浴びせているうちに
落ち着いていった彼女の呼吸は、いつのまにか寝息へと変わっていた。
「おやすみ、リーシャ。」



 彼女との愛の行為は5分ほどで終わった。
残念だがあまり一人に時間をかけてはいられない。
人口惑星全体で1%未満とはいえ、未だクリスマスを続けている種族の
少女は60人以上もいるのだから。

俺は動き難い赤と白の服を整えるのももどかしく、次なる少女の元へと急いだ。

「それにしても・・・」
思わずぼやきが口に出る。
「たった一晩で惑星単位の少女をイかせて回った
 『サンタクロース』って、凄い奴だよな・・・・・」

キリスト生誕・聖夜・サンタクロース・恋人たちが愛を確かめ合う日・・・
遠い遠い年月を隔た末『クリスマス』は、いつのまにかその内容を
全く異なるものへと変化させていたのだった。


ちゃんちゃん(^^; こんなんどーでしょ?まぁ今でさえクリスマスって
日本じゃ「恋人がHする日」に成り下がってますもんね(笑)
こういう変化もありえなくはないですな。

3/26
るふらんの掲示板に書いたものがあのまま消えてしまうのが
勿体無かったので、Hシーンを追加してちょい修正してみました。
使用タイムは3時間てとこかな?元があったから楽でしたね。

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