たまとリンのページ(仮)
サ ン ト ラ
スチームボーイ
STEAMBOY (2004)
スティーブ・ジャブロンスキー
★★★★音はマリンバや和太鼓の”ポコポコドンドン!”、木を打つ音か”チャカチャカシャカシャカ”した打楽器群で味付けしたオーケストラサウンド。主人公レイの美しくて優しいテーマと空に舞い上がる高揚感が味わえる。導入部の朗らかな曲から始り、ワルツやアクション、三代に渡る父と子の葛藤など、バラエティに富んだ曲たちで最後まで楽しめるのが最高です。しかし、美しく、優しく、温かなメロディのエピローグの曲は『ロケッティア』のテーマ曲のパクリです。国内版はインタビューやドキュメントが載っている解説書があるものの、DVDサイズのデジパック&スリーブ・ケース入り・解説書も別に用意したCDケースに入らない大きさで、場所に困るトンデモ仕様。 映画の方はと言えば。。。画は良かったが何をしたかったのか分からないストーリーと、声優に棒読みタレント陣の起用という致命的ミスを犯してしまい、見るも無惨な出来となってしまったのが悔やまれます。
トランスフォーマー(スコア盤)
Transformer (2007)
スティーブ・ジャブロンスキー
★★★★ 『STEAMBOY』同様、”チャカチャカシャカシャカ”した音が耳に心地よいオケサウンド。
アクションスコアはダイナミックさや重みに欠けるが派手ではある。叙情的なサイバトロン側と不気味なリズムを刻むディセプティコン側のテーマ曲も含め、全体のトーンは悲壮感が漂い厳か。映画の中でもそれほど前面に出ず控えめでした。テーマ曲はもう少し明るくヒロイックなメロディでも良いと思うけど、リアル路線で子供向けっぽくならないようにしたんでしょう。一曲一曲は良いのだけれど、アルバムを通して聴いてみるとメリハリがなく単調気味なのが残念。