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日本のHR/HM
誕生前夜
The Birthday Eve (1981)
★★★記念すべきデビューアルバム。技術力を誇示するかのように、プログレっぽくテンポやリズムがころころ変わる曲構成で、聴く者を飽きさせません。
戦慄の奇蹟
Devil Soldier (1982)
★★★セカンド・アルバム。今作はストレートなノリの曲が多くなっています。(1)や(2)といった定番曲、7分に渡るドラマチックな(8)、志村けんが「生麦 生米 生卵〜」と歌い出しそうな(4)が好きです。
魔界典章
The Law of Devil's Land (1983)
★★★★サード・アルバム。攻撃性を増したリフやソロで、高崎のギターのカッコ良さが光る名盤。テクニカルな演奏に加え、歌メロの充実によってより完成度が増しています。ラウドネスが欧州ツアーに行った時、日本からの輸入盤が並んでいてメンバーは驚いたそうですが、うなずける話ですよね。こもった感じの全二作から、カラッとした音に変わって古臭さをあまり感じない音もいいです。
撃剣霊化
Disillusion (1984)
★★★★ 4枚目のアルバム。力強さが出てきたけど、ねちっこ〜い歌い方でどうせ何を歌っているのか聞き取れないんだから、ということで買ったのは英語版です。
/英語版ジャケット
やっぱり英語の方が様になっててカッコイイですね。ドラムの音が劇的に変わり、また山下のゴリゴリしたベースもよく聞こえ、攻撃的という以上に凶暴性を増した“ラウドサウンド”になっています。曲は全てが名曲と言っていい程の力作揃いの名盤中の名盤。アメリカでのツアーでレコード会社の人間の目に留まり、次作で全米メジャー・デビューを飾ります。
サンダー・イン・ジ・イースト
Thunder in the East (1985)
★★★★★5枚目にして記念すべき全米デビューアルバムで、ビルボードで74位を記録した。前作までの無骨なブリティッシュ・ロックから、ハードでいてキャッチーなアメリカン・ロックに変身。音もより広がりのある艶やかな印象になりました。私はこのアルバムが初LOUDNESSだったのでスタイルが変わったとは全く知りませんでしたが、当時、これがきっかけで離れて行ったファンも多かったとか...。二井原は英語の発音にだいぶ苦労したそうで、英詩を一度歌って聞き取れない言葉があるとその部分を書き換え、それでもだめなら歌詞全取っ替えで書き直し、なんてこともあったそうです。Youtubeでは(1)Crazy Nightsのコメント欄に、英語の発音を笑う者もいますが、ほとんどが曲をほめていたり懐かしんでいるのが本当に多くて、うれしくなります。(10)Never Change Your Mindは『Disillusion』の「アレスの嘆き」や『Hurricane Eyes』の「So Lonely」と並ぶ名バラード曲です。