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日本のHR/HM
キング・オブ・ペイン
King of Pain (2010)
★★★鈴木が正式メンバーとなった新生ラウドネス。ドコドコ・ツーバスのラウドネスは新鮮。ヘビーで疾走感のある(2)、往時を感じさせる(3)(4)(6)などが印象的。しかし全体的に歌メロが弱いので、タイトルチューンの(2)でさえもいつの間にか終わってしまう感がある。音質は良く、ヘビーだがうるさくなく聴きやすい。前作と違いボーカルがまたひっこんでしまっていたり、左右に振られて遊ばれているのは不憫です。(8)は高崎のクリーン&ダミ声のボーカル。
イヴ・トゥ・ドーン
Eve to Dawn (2011)
★★★★通称“konozama”を喰らったということは、世間的に売れたのかもしれない?ちょっと嬉しい。ヘビィ・ロックンロール・キャッチー・メロウ全部詰まったなかなかの快作です。相変わらず録音が悪い。 (2)の後半の輪唱コーラスはヒドイ! ボーカルを邪魔してしまっています。また、鈴木は曲の早い遅いに関わらず前のめりにドカドカ叩いてるだけの単調さで、心地よいグルーブを感じられません。(7)の速い所はノリノリだが、スローテンポの所はリズムを取るのに必死な感じで頼りなく、(11)のファンキーなノリでも自信の無さが音に出ていると思います。
2・0・1・2
2・0・1・2 (2012)
★★★イントロはなかなかカッコ良く始まるのでその後を期待するのだけど、お経メロディや抑揚のない歌い方であったり単調な曲展開など、起伏のない今一つな曲ばかりでした。録音も酷いです。スラッシュ風味なのは新鮮だし6曲目までのパワー漲る演奏は相変わらず素晴らしいけど、落ち着いて(冷めて?)荒々しさを演じている、そんな作品です。鈴木以外の3人は流しているように聞こえましたが、果たして? しかし、鈴木はリズム感が心許ないですね。(7)(8)(11)ではドラムがついていけていない。もっとドラマチックにできたろうに、台無し。 今回は珍しく日本語訳詩も付いています。初回盤はボーナス・ディクスが付いてきますが一曲だけでは寂しいです。アメリカや東南アジアなど海外ツアーから何曲か入っていると良かったなぁ。iTunes storeには、何やらアルバム未収録の(8)のインスト曲があるようです。
ザ・サン・ウィル・ライズ・アゲイン
The Sun Will Rise Again (2014)
★★★★近年の懐かしさと新しさの入り交じったサウンドを先鋭化させ、より一層、メロディアスでヘビーな曲を聴かせてくれる快作。全曲イントロがカッコよく、複雑な曲展開に戸惑い、聴き慣れるまで今ひとつ乗り切れないのもここ数作のお約束です。本当に久々に高崎のギター・ソロらしいソロを楽しめるのも嬉しいです。今のこの路線は大・大・大歓迎ですので、今後も続けていって欲しいですね。