1. ここは千葉県安房郡天津小湊の清澄寺です。1995年5月に描いたものです。千光山清澄寺とよばれ1200年の歴史をもつ古刹で49代光仁天皇の 宝亀2年(771年)不思議法師の開創である。その後慈覚大師が巡錫し この山に来り、僧坊12祠堂25を造り天台有数の大寺となった。徳川の初期 当山中興の第1祖仲恩坊頼勢法師が家康の帰依を受けて格式10万朱印500石 を賜り再興してから真言の寺となった。天福元年(1232年)日蓮上人は 12才の時清澄山に入り道善坊を師とし修行し1253年旭ガ森にて昇る 朝日に向い,始めて新宗教を開いたそして星霜700年,S24年2.16日蓮誕生の聖日 ここに日蓮宗に帰属した。宗門では唯一の管長住職で別当職が 常時運営にあたる。清澄の大杉は特別天然記念物に指定されています。。
2. ここは茂原市の藻原寺です。建治2年(1276)宗祖が六老僧日向上人に命じて建立され その縁起から言えば宗門史上最も古い歴史をもつ寺の一つである 当初は妙光寺が宗祖の命名寺であるが,町村施行(明治初年)をきに 「藻原寺」と公称。当山2世日向上人は宗祖7回忌に身延山2代目の法灯 を継承したことにより身延と茂原の往復は32年に及び両山はあたかも 1主のかたちで運営されてきた。そのため古来より当山は”東身延”と 呼ばれている インド式多宝塔造りの山門はs8年建築。
3.ここは、市川市真間の弘法寺です前身は行基が737年この地に来、一宇を創したのが当山の前身「求法寺」。
真間の手児奈姫の菩提を弔う為であった。後世真言、天台宗に転じたが、日蓮宗寺院と しての当山の縁起は1275年六老僧日頂上人を開基とする。当山に安置する「真間釈迦仏」 は霊宝の一つ。
4.これは中山の法華経寺です。下総の若宮の領主富木常忍が宗祖の弟子と為ったことから 当山の基が1260年に開かれる。宗門唯一の祈祷根本道場(鬼子母神様有り)として其の後 中山門流として漸次発展、明治5年太政官令で身延、池上と五山盟約を結び日蓮宗に所属する。
5. ここは鴨川市の鏡忍寺です.H9.4描1253年日蓮は清澄山頂旭ガ森で宗旨建立を宣言幾多の法難を受けたが 伊東配流の法難后12年ぶりに宗祖は房州小湊に母を尋ねたが 花房より天津町に至る途中土地の地頭東条景信は小松原に待伏せて襲った。 この法難により弟子鏡忍房日曉は討死,急を聞いて 駆けつけた天津の城主工藤吉隆も討たれ宗祖も眉間に三寸の傷を受けた. 10歳で出家し日隆と号した吉隆の子は遺言により宗祖の弟子となり 法難より17年后1281年 この地に一寺を建立した妙隆山鏡忍寺と称し日蓮聖人を開山 鏡忍房日曉を第2祖父日立聖人を第3祖自らを第4祖として法流を伝える。 境内にある降神の槙」は樹齢800年を超える偉観である。
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