ripstop

其ノ四：リップストップシリーズ

今回は'93～'94年にかけて出たリップストップ生地を用いたACG古着をご紹介します。左のものは、フルジップのウインドブレーカーです。両脇と、左胸の部分に縦にジッパーで開くポケットがあります。シルエットは、ステューシーやシュープリームなど、ストリート系ブランドの同タイプのウインドブレーカーとほぼ同じです。

この服を買った当時は、マーモットやムーンストーンなどのアウトドアウェアが大好きで、それらのクライミング系のマウンテンパーカーに比べるとだいぶシルエットが違うので、自分の持っている服には合わせづらかったです。しかし、マウンテンバイクをはじめ、エクストリームスポーツに興味を持つようになってからは、ストリート系のブランドあるいはスタイルにも理解を示すようになりました。

私自身、最近ではどちらかというとアウトドアよりストリートに近い服装を好むようになりました。この下に短パンや迷彩の軍パンとか穿いて、スニーカーはユタ2とか履いてMTB乗ってます。ステューシーにバンズのスニーカーっていう定番スタイルもカッコイイとは思いますが、エクストリームスタイルにACGを取り入れるっていうのも硬派（？）でいい感じではないでしょうか。

こんなプルオーバータイプもありました。このプルオーバーもまた、お腹にあるポケットにしまって携帯できるようになっています。携帯パック時にもacgのトライアングルマークが付いてて気が利いてます。色は、上のフルジップタイプ同様に、この青紫のほか、赤と緑がありました。当時ナイキジャパンでは扱ってなかったと思います。私は当時これらを原宿のプロペラや渋谷ファイヤー通りにあるグラッドラグスやスターリッチなどの並行ショップで買いました。あの並びのショップは当時から積極的にacgをお店においてくれてました。当時、その並びの某ショップでは、いつも店内に流れる曲がデスメタルのお店があって、気合入ってるなー、と思ったものです。が！つい先日、そのお店に数年ぶりに行ってみると、いまだにデスメタルでした！感動しちゃいましたねー。

他ブランドから類似品もいっぱい出てました。色までちゃんと3色用意しちゃったりして。どこが出してたかわかるかな？フッフッフ。

お次はリップストップナイロンパンツです。どうですか、このシルエット。細身なんです。特に腿のあたりが。明らかに踊ったりする人たちが履いてるナイロンパンツのシルエットではなく、純粋にスポーツ用といった感じです。マウンテンバイクやランニング用に作られたのではないかと思われます。腰に初期ACGロゴが入ってます。これがやっぱポイントです。お尻にはナイキロゴが入ってます。

裾は、スポーツ用のナイロンパンツでは当然のごとく、ベルクロで絞れるようになっており、着脱がしやすいようにジッパーで広がるようになっています。

また、腰には両サイドにメッシュのポケットがついており、さらに片側にはポケットの中にベルクロでふたが出来る小さなポケットがついてます。

えー、ここで全国のACGファンにお願いがあります。実は、このナイロンパンツのセットになる、フルジップのジャケットがあるのです。上で紹介したジャケットとはまた別の形で、結構細身のシルエットだったと思います。それをHATAKEは探しています。パンツとジャケットは別々に売られていたのですが、ジャケットだけ買い逃しました。これを発見した方、ご連絡ください。あるいは所有なさっている方、お譲りください。おねがいします。