利尻島


夕日丘展望台

 左の写真は夕日丘展望台からペシ岬を撮ったものです。夕日丘展望台は鴛泊の町はずれ、利尻グリーンヒルユースホステルの近くにある岬状の展望台です。その名の通り夕日を眺めることのできるポイントです。初夏なら礼文島に沈む夕日が見られます。数10メートルの高さの丘ですが、周りにほとんど建物が無いので利尻岳の全容を眺めることができます。運が良ければ、茜色に染まる利尻岳を見ることができるかもしれません。またツリガネニンジンなどの花も咲いています。
 夕日の写真を撮りに行ったのですが、この日は雲が多く夕日はそれほどきれいではありませんでした。でもこんな面白い風景に出会うことが出来ました。

島内から見た利尻岳

 次に島内から見た利尻岳の写真を紹介します。
 利尻岳は見る場所によってその山の形が違ってくるといわれています。まずは写真でそれを実感してみてください。右の写真は姫沼から見た利尻岳、下左側の写真は沓形岬公園から見た利尻岳、下右側の写真はオタトマリ沼から見た利尻岳です。

 姫沼からみた利尻岳は、その右前方に長官山が見えています。標高差は500m程ありますが、二つのピークを持つ双耳峰のようにも見えます。そして、深い緑の池面に映る逆さ利尻(?)が見事です。観光バスのやってくる場所で、お菓子やフィルム、お土産品などを売る売店があります。しかし観光バスの乗客は正面の看板のある場所で記念撮影をし、急ぎ足で去っていくので、そのあとは静かな姫沼を満喫することができます。池を一周する遊歩道があるので、歩いてみるのもいいかもしれません。たいして時間はかかりませんが(正確な時間がわからず申し訳ありませんが、数十分で歩けることと思います)、反対側からは利尻岳は見られません。遊歩道の途中に湧水があります。

 沓形から見ると利尻岳の裾野が最も長く見えると言われています。
 沓形には見返り台公園展望台と天望山公園展望台という二つの利尻岳の展望台があります。もちろん利尻岳以外にも周囲の展望もききます。 見返り台公園展望台は沓形口登山道の5合目にあたり、車で行ける所としては最も標高の高い位置にあります。利尻岳を間近に見ることができますが、礼文島は木の影になった半分ほどしか見ることができません。

 オタトマリ沼など鬼脇方面から見た利尻岳は最も険しい姿と言われています。隣の沓形岬公園からみた写真と比べると山頂付近が尖っていてゴツゴツしているのがわかると思います。現に鬼脇方面の崩落が最も激しく、鬼脇登山口は9合目から上が通行禁止になっています。

 利尻岳は別名利尻富士と呼ばれています。余談ですが、東利尻町は町名を山の呼称にちなんで利尻富士町と変更しました。富士という名前がついていますが、本州の富士山とはちょっと様子が違う様に私には思えます。利尻岳はまだ山ができてからの歴史が浅く、今でも崩落が続いて山の形が変化しているそうです。まだ海上の独立峰のため、急激な天候の変化と強風にさらされています。

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