大雪山に咲く花々
黒岳山腹から山頂そして石室周辺や雲の平などに咲く、高山植物を紹介します。初夏の大雪の素晴らしさをきっとわかってもらえると思います。マウスを写真に合わせると植物の名前が表示されます。
−−−黒岳中腹−−−
夏(7月)は咲き乱れる高山植物を楽しむことができます。
層雲峡からロープウェーイとリフトを乗り継ぎ黒岳の7合目にむかいます。ロープウェーイ、リフトの所用時間はそれぞれ7分、15分ですので、順調に行けば30分ほどで7合目に着きます。
この時期はロープウェーイは7時から運転しています(ダイヤの変更があるかもしれませんので前日に確認してください)。
ここで登山届けの手続きをします。
入山届けを済ましたら、いよいよ出発です。いきなり急な登りです。途中傾斜が緩くなるところもありますが、山頂まで約1時間急な登りが続くと覚悟しておいてください。
しかし高度が上がるにつれ、8合目あたりから展望が開けてきます。展望が開けてくると高山植物も目に付くようになります。8合目、9合目に休憩所があるので、ひと休みしてください。ウコンウツギ(白)、ウサギギク(黄)トリカブト(紫)、クロユリ、ハクサンチドリ(紫)などの花が見られます。また振り替えれば、層雲峡の町並みや朝陽山など山並みが石狩川をはさんで見られます。ミヤマキンバイと思われる黄色もありました。
さらに高度をあげると阿寒の山々が見えてきます。やがてマネキ岩と呼ばれる大きな岩が前方に見えてきます。この岩の手前にがウコンウツギの群落があります。この岩を見ながら九十九折りの山道を登ります。マネキ岩が下に見えてきたら黒岳山頂はすぐです。道が直角に右に折れ、崖のような急坂を登れば山頂です。山頂は風の通り道のため、急に体感温度が下がります。それまで登りの連続で汗をかいていることと思いますので、山頂に着いたらまず上着を一枚羽織りましょう。
−−−黒岳山頂−−−
山頂に立つと景色が一変します。それまで見えなかった大雪の山々(烏帽子岳、赤岳、北海岳、旭岳、間宮岳、北鎮岳、凌雲岳、桂月岳など)が見渡せます。十分に景色を楽しんでください。この時期なら北鎮岳の白鳥の雪形などの残雪が見えるはずです。写真はその白鳥の残雪の残る北鎮岳、手前の白い花はキバナシャクナゲです。ただしこの写真は雲の平で撮影したものです。
ここで食事にしてもいいですが、風が強く寒いときはここから20分ほどさきの黒岳石室で食事にするとよいでしょう。
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