大雪山に咲く花々

黒岳中腹
石室、雲ノ平、北海沢
紅葉の写真
日帰り入浴できる温泉

−−−黒岳山頂〜石室−−−

 黒岳山頂から大雪山の中心部へすすめば、さらに多くの花々に出会うことができます。というよりここから先がハイライトです。まず黒岳石室へむかいます。この黒岳から石室の間にはイワウメの群落があり、夏は白い花を咲かせます。写真がないのが残念。黒岳から15分ほど下ると到着するこの山小屋が最後のトイレとなりますので、休憩をして用をたしたほうが良いでしょう、特に女性の方は。ここは日本一高い売店です。なんとビールが600円、コーラが300円です。 この手前に7月頃までは雪渓があります。道の左側(北海岳側)は立ち入りが出来、雪渓の上で遊ぶことが出来ましたが、右側はこの雪渓の水が山小屋の飲料水となっているため立ち入り禁止でした。かなり以前のことなので状況は変わっているかもしれません。また石室の山小屋の手前に高山植物の花壇があります。花壇といっても板で四方を囲ったところに高山植物を植えただけのものです。しかしその名前が書いた札が立ててあるので、名前を確認するのはよい場所です。

 また天気が良ければ桂月岳に登ってのんびりするのもいいかもしれません。花はあまり咲いていませんが、あまり人が来ないので大雪の山々を眺めながらのんびりすることが出来ます。

−−−雲ノ平−−−北海沢−−−

 石室から道は二手に分かれます。一方は雲ノ平、お鉢平展望台、もう一方は北海沢、北海岳を経て白雲岳方面へ向かう道です。どちらに行っても高山植物に会うことが出来ますが、花が咲いているのは雲ノ平方面はお鉢平展望台のあたりまで、北海岳方面は北海岳の中腹あたりまでです。

キバナシャクナゲの群落、後方は桂月岳か  石室を発ち、お鉢平展望台へむかいます。この道は雲の平と呼ばれるところを通るほとんど平坦な道です。実はこのコースで一番辛い上りはリフトを降りてから黒岳山頂までなのです。ですから時間に余裕をもって層雲峡を訪れて下さい。雲の平を歩いているとチングルマの白い花(写真)を目にすることと思います。その他コマクサやキバナシャクナゲなどを見ることができるでしょう。
 コマクサだけは他の植物が植えていないガレ場に咲きます。他の花の咲かないところに咲くので、高山植物の女王と呼ばれているそうです。
 平坦な道から登りになるとお鉢平展望台はすぐそこです。岩の足場の登り坂を登り、ナナカマドなどの木の横を摺り抜けると展望台です。ここから大雪の噴火口であるお鉢平が一望できます。お鉢平の中は新緑、紅葉、枯れ野、新雪と季節により違った 表情を見せます。大雪山の季節の足取りは速いので、どの季節になるかは行ってのお楽しみです。
 展望台を出てしばらくは平坦な道を行きます。やがて道が左に折れると北鎮岳への登りになります。このあたりまでが花や紅葉を楽しむことができます。

雲ノ平などで見られた花
マウスを写真に合わせると植物の名前が表示されます。

チングルマ
コマクサ
キバナシャクナゲの群落 エゾコザクラ

 その場でガイドブックを見ても名前のわからない花もかなりありました。そして今写真を見ても名前の分からないものもあります。わかる方がいましたら是非教えてください。また撮影した場所を良く覚えていないものものかなりあります。それだけ花の数や種類が多いということでご容赦ください。
 ここにのせた花は全て7月6日、7日に撮ったものです。この時期が花の季節となります。
 次のページにも6枚ほど花の写真があります。よろしければ、見ていってください。

 コースタイム
層雲峡---(0:30)---7合目---(1:00)---黒岳山頂---(0:20)---石室
---(1:30)---お鉢平展望台---(1:20)---石室---(1:30)---北海岳
---(1:30)---石室---(0:30)---黒岳山頂---(0:50)---黒岳7合目
---(0:30)---層雲峡
      層雲峡---7合目はロープウェーイ・リフトを利用
      ロープウェーイ1600円・リフト500円(往復)
 休日のロープウェーイは混雑します。特に朝の始発は混雑が激しくなります。
 ユースホステルの会員証を提示するとロープウェーイ料金は1割引になります。

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