その町は戦場だった

コンバットデジQ
その1
ちょっと塗装をしてみよう


コナミから発売されたディフォルメラジコン戦車。
それがコンバットデジQです。
タカラのチョロQをラジコン化した物がデジQ。
今回の物は戦車なのでコンバットデジQ。

現在(2002/10)2種類の製品が発売されており、
ドイツ戦車「パンターG」とロシア戦車「T−34/85」が選べます。
私が買ったのは「パンターG」。

4台まで同時対戦できるのがこの製品の最大の売り。
買った後でチャンネルは何回でも変更可能ですので、
友達のチャンネルとかち合わない様に製品を選ぶとゆー事は不用です。

コントローラーもデザイン・質感・握り具合、とても良く出来ており、
トイラジコンとしては最高の出来!


今回はその「パンターG」にちょっと手を入れてみました〜
 
まずは砲口に穴を空け、手元にあったシールを貼りました。
えーといきなり裏技ですがこのシール、数年前に発売されたKYOSHOのトイラジコン、
「ポケット・アーマー・HG タイガー1」に余分に付いていた物です。
次に「墨入れ」。
戦車表面の凹んだ部分にプラモデル用塗料を流し込みます。
これで買ってきた時よりもグッと渋い雰囲気に。
 

墨入れに必要なのはこんな道具。

タミヤカラー・エナメル塗料のフラットブラック(艶消し黒)XF-1
タミヤカラー・エナメル塗料用のシンナー(溶剤)
細めの筆、綿棒。

あると便利なのは、つまようじと塗料皿、そしてスポイト。
後、↑の画像には写ってませんが後片付けのため普通のティッシュも。
塗料なんかは模型店もしくはプラモデルを売ってるオモチャ屋さんで売ってます。
綿棒とかはドラッグストアやスーパーで。
綿棒は薬や油等が付いていない、普通のタイプが必要です。


やり方 その1

まずは換気に注意。

シンナーで薄めに溶いた塗料を筆に含ませ、
戦車の凹んだ所や隅に触ります。
スーッと流れていく位に薄めるのがコツ。
黒くしたくない平面部に付いても今はあまり気にせず大丈夫、
ジャンジャン墨入れしていきましょう。

塗料をビンから出したままでは濃すぎるので薄める必要があります。
ここであると便利なのは塗料皿、つまようじ、スポイト。
つまようじで塗料をビンの中で撹拌しそのまま塗料皿に出します。
シンナーもスポイトで吸い上げ塗料皿に。
スポイトでシンナーを入れる事により、塗料の薄め具合を調節する訳です。
時間が経つ内に塗料が濃くなってしまったら又スポイトからシンナーを補給。
薄くなり過ぎたら当然塗料の方を補給。

やり方 その2

だいたい全体に墨を行き渡らせたら次は余分な塗料を拭き取ります。
この時点で塗った塗料が乾いていても濡れたままでもどちらでも大丈夫です。

綿棒にシンナーを付け、それで塗料を拭き取って行きます。
溝に塗料が残るようにするのが目的なので、
あまり強くゴシゴシとはしない方が良いです。

ゴシゴシとしない方が良いもー1つの理由は、
あんまりやると、
「元々塗装してあった迷彩(緑色、茶色)が剥げてしまうから」
です(^^;
私も少し剥げてしまいました。
まー軽くやる分には大丈夫ですので。

綿棒はすぐ黒くなってしまうと思うのでケチらずドンドンと交換しましょう。
黒くなった物で車体の平面部を軽く汚すのも、
溝の黒と全体をシットリと馴染ませる良い方法です。

塗料を拭き取り過ぎてしまったなーとか、
墨を入れ忘れた所があったら今までの手順を繰り返せばOKです。

適当な所で墨入れ終了。
転輪もお忘れなく。

全体が引き締まり、グッとカッコ良く見える様になったと思います。

ダラダラとした文章を読んで、
面倒だなーと思われる方もいらっしゃると思いますが、
やってみれば実に簡単。
要は1度塗ってそれを拭くだけ。
しかもとても楽しいのです。
だいたい1時間も見ておけば完成すると思います。

やった後は他にも墨入れしたくなる事請け合い(^^;
戦車食玩やミニカー、さらにはガンプラに試してみるのも良いでしょう。

今回は黒色でしたが、墨入れしたい物に合わせて、
色を替えてみるのもおもしろいかと思います。

又、今回はエナメル系塗料でしたが、
アクリル系塗料でも同じ様に出来ます。
只、ラッカー系の塗料だと、うまく拭き取れなかったり、
下地の色が剥げてしまったりする事が多いので避けた方が良いでしょう。
この辺りは塗料のビンの記述を良く見たり、
模型屋さんに聞いてみてくださいませ。



ビバ墨入れ!
 

余談
KYOSHOのトイラジコン「ポケット・アーマー・HG タイガー1」に付いて。
コンバットデジQと比べたらやや大きく、全長(砲身含む)約15センチ。
リアルなスケールモデルタイプ。1/50位のスケールです。
こっちはなんと3チャンネルラジコンですので、
砲塔の回転をコントロール出来ます。

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