by spooky
| ここは都内の小モーテル。そこにレイチェルとクライドはいた。 簡素なベッドに彼は座っている。上半身裸で。 レイチェルは風呂場で湯を沸かしているようだ。 すでにキュロットからワンピースに着替えている。あいかわらず色は黒だ。 「レイチェルゥ………今日の戦闘で指が欠けた……」 「あ、すぐに治します」 「いや、なめろ。それだけで治る……」 その台詞を聞くと彼女はどきーんと口から心臓が出るほど動揺して言った。 「は、はい……よろこんで、いえ、ぜひ!」 ひざまずいて、まず主人の差し出す手を 舌を極限まで伸ばして畏れ多そうにそっと舐めていく しだいに劣情に酔ったような目でぺろぺろを指を舐め上げる。 そして舌全体を使って美味しそうに、幸せそうに、そして卑猥にべろべろ血を舐めとる。 「はあっはあっはあっ……んんっ」 「よしよし……ご褒美だ。」 そう言って耳を噛んでやる、耳からつつーっと血が垂れる。 「ああ……ううん…マスター…あぁ……」 彼が口を放すと彼女の耳は齧られて欠けていた。 そのまま彼女を抱き上げる。 そして器用に服を脱がしていく。 見上げる潤んだ瞳が快楽を訴えていた。 「クックック……いい子だ…あの程度では血が足りんだろう?んん?」 頭を撫でながら傷口を舐めてやる。 そのまま残った部分に齧りつく。 「はああ……うれしい……です……」 「相変わらず良い味だ……レイチェル……まずはこれからだ」 血の快楽に彼女はもう十分に濡れていた。 彼女の内に後ろからいきなり男根を突っ込んで動かしてやる。 「くううぅん……」 耳の穴に舌を入れて舐めてやる。 「あっあっあんんっ!!」 「そろそろオレも血が欲しくなってきた……何をするかわかるな?」 彼女がはあはあと荒い息をしながら答える。 「は……いぃ……」 ナイフを掴んでクライドに渡してやる。 彼はナイフをレイチェルのみぞおちに突き刺した。 「ひゃん!」 そのまま正中線にそって腹を切り開いてゆく。 白い皮膚の下には見事なくらい赤い血と健康的なピンク色をした内臓が 宝石のようにつまっていた。 「いい色だ……」 そう呟いてから血にまみれた指を目よりすこし高い位置にかかげ したたり落ちる血をワインのように飲む 片手は腹の傷口につっこみ腸をかきまわしてやる。 「はああう……イイ……」 真性マゾである彼女にとっては 内臓のかきまわされることも快楽にしかならない。 「ここはどうだ?んん?」 子宮を外からいじってやる。 「あああああああああああああああああああ!!!!!! イイよお!! いいい!!!おかしくなちゃうよおぉぉ!!!!!」 彼も自分の本能に身をまかせる時が来た。 ナイフを彼女の手に握らせて、やみくもに自分に突き刺す。 「これが欲しかったんだろう?んん?」 あふれ出た自分と彼女の血をコカインを吸うように嗅ぎ、飲み干す。 彼女も溢れ出る愛しい主人の血を主人以上に堪能する 「くくくひゃははぁっ、そろそろイクぞ?“治す”用意しておけレイチェル!」 「あっわたしも、わたしも、イっちゃうぅぅぅぅぅっ!!」 肩で息をしながら叫ぶ。 「一緒にいこうな……うっっ」 ソプラノとバリトンの嬌声がハモる。 一瞬二人の体がまばゆい光に包まれたかと思うと、もう二人の体に傷はなかった。 SEXが終わると二人は血のついたベッドに寝転んだ。 彼は包み込むようにレイチェルを抱いてやる。 彼女はほうっ とため息をつくと安心したように彼に身をあずけた。 彼はいとおしそうに彼女の頭を撫で、 彼女はぼんやりとそしてうれしそうに身を任せる。 愛しい主人に所有される喜びを感じながら。 やがてしばらくするとどちらともなく寝息を立てはじめた。 |