by spooky
プロローグ1
「こんな冬の日だった……」
五畳ほどの狭い部屋で痩せてえらの張った顔に眼鏡をかけた猫背の男がパソコンに
そう打ち出している。
街にクリスマスソングが響く少し前の時期の木枯しの吹く日。
あの日から僕があとあとまで関ることになった事件を書こう。
ここまで書くのにずいぶん時間がかかった。
何のために僕はこれを書こうとしているのか? おそらく証を立てたいのだろう、
あの事件があった事の、いや自分がこの世にいた事の証を。
たまたま――いや運命かもしれない――僕だけが
あの事件のほとんどを知ることになったために、
この話をかくのだろう。
どこから始めればいいのだろう?
そうだあれはこんな冬の日だった……
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7章以降執筆中 |
番外編
最近銛王区では行方不明が増えていた理由は解らない。
このところ銛王区左京街では逮捕者が増えていた理由は解らない。
ここ数年銛王区左京街猫緑町では惨殺死体が増えていた。
彼らのせいだろう。戦士であり、殺人鬼であり、退魔師である、彼らの。
今日もまた新しい犠牲者が出ようとしていた。
快楽マーダーズ第一話 殺人鬼×2〜死神と鬼〜 |
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