礼文島の花々


西海岸の8時間コースで見られた花

 ハマナスは海岸の砂地によく見られる花です。西海岸8時間コースではゴロタ岬を越えてゴロタの浜に降りたあたりや、砂すべりを下り海岸に出る直前などで目にしました。写真はゴロタの浜で撮ったものです。バラ科の多年草ですのトゲがあります

 ネムロシオガマは北海道の一部の海岸地方にのみ見られます。浅い草地や砂礫の間に生える高さ15cm〜30cmくらいの白い花です。6月から7月に咲きます。写真はスカイ岬で撮影したものです。

   このほかにヨツバシオガマ、ツリガネニンジンソウ、エゾカワラナデシコなどがよく見られました。西海岸の8時間コースのページを参考にしてください。






桃岩・元地灯台付近で見られた花

   
 桃岩から元地灯台を経由して礼文島南端の知床に至る桃岩知床遊歩道でも多くの花を見ることができます。この道を歩けば海を隔てた利尻島と花を同時に望むことができます。印象としてはエゾカンゾウが最もよく見られたように思えます。元地灯台を過ぎたあたりにエゾカンゾウの群落やレブンウスユキソウの群落がありました(ベンサシの花園)。


 ミヤマキンポウゲは大雪山や本州の高山でもよく見られます。高さ10〜40cmで、葉は深く切れ込んでいます。花は6〜7月に咲き、礼文島の草地で見られます。花は5弁で光沢のあるのが特徴です。




 ミヤマキンポウゲ



 チシマフウロ 

 


 チシマフウロは高さ20〜50cmで、茎や葉柄には毛が密生しています。花は6〜8月に咲き、礼文島、利尻島でよく見られます。利尻島の低地にはよく似たエゾフウロがありますが、花の色はピンクです。


 ミヤマオダマキは高さ10〜25cmで、花は6〜7月に咲き礼文島と利尻島で普通に見られます。がく片が紫色で大きく花弁に見えます。
 余談ですが、元地海岸の売店の脇に白いミヤマオダマキが咲いていました。機会があれば珍しいので探してみてください。



ミヤマオダマキ



レブンソウ? 


 レブンソウは高さ10〜20cmで、茎や葉柄に白い毛が密生しています。花が6〜7月に咲く礼文島特産の植物です。岩地や草地に生えます。

 


礼文林道で見られた花(レブンウスユキソウ大群落)

 レブンウスユキソウは歌で有名なエーデルワイスの仲間です。レブンウスユキソウ大群落は香深から元地に抜ける道路の途中から分岐し、香深井に抜ける
礼文林道にあります。以前は群落地内に入れましたが、数年前にロープが張られ監視小屋もでき、群落地外の道からしか見ることができません。おそらくこの状況は変っていないと思われます。写真を撮るのは辛い状況です。またさらに香深井方面に進んだ星の丘と呼ばれる場所にも群落があります。

 レブンユスユキソウは高さ10〜30cmで、6月〜8月に咲きます。花びらに綿毛が密生したほうようと呼ばれるものが見られます。



レブンアツモリソウ群落地

 6月に礼文島を訪ねる機会に恵まれた方は是非レブンアツモリソウを見てきてください。開花時期のみレブンアツモリソウ群落地への立ち入りが出来ます。

 レブンアツモリソウは高さ20〜30cmの白い花で6月頃に咲く、礼文島の草地に特産する花です。あまりに盗掘が多いので、柵により保護されるようになりました。


天真爛漫礼文島では花の開花状況や礼文島の花について紹介されています。

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