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『契約の夜』セイドメイドシリーズ

byオゾン

第5章 「儀式と奉仕」

 どのくらい気を失っていただろうか、ユカは薄れている意識の中
ふと、唇に何かが当たるのを感じ、目を覚ました。
うっすらと両目を開けると、そこには優しい顔で微笑む主人、健一郎の姿があった。
「どうだ?具合は?」
絶頂の快楽から我に返り、ぼんやりとしているメイドの様子を主人は見る。
「初めてイった感想は?恐くなかっただろ?」
「は・・・・はい・・あ、あれ?」
ユカはなぜか急に自分の瞳から涙がぽろぽろこぼれだすのに気がついた。
なんとか止めようとはするのだがどうしても止められない。

健一郎は突然泣き出す彼女に驚き、少しうろたえてしまった。
「あ、だ、大丈夫か?恐かったのか?」
「いえ、そんなんじゃないです。その、なんか・・・嬉しくって。
 こんなにほっとしたの・・・久しぶりだったから」

 健一郎はそこでやっと彼女の泣く訳を理解した。父親に死なれ借金を抱え
独りぼっちだった心細さが、いま解消されたゆえの涙なのだろう。
「なんだ、甘えんぼだけかと思ったら、泣き虫もか。それに・・・」
パジャマから指を引き抜き、閉じたり開いたりして粘つく糸を見せる。
「とっても、いやらしいんだな」
「やだ、こんなに・・・・」
 主人の指どころか、手のひら全体をねっとり覆うぬめりを見て彼女は驚く。
恥ずかしそうに頬を手で隠すが、視線は彼の指を見つめたままだった。

「自分のなんだ。きれいにしてもらえるか?」
「はい、・・・ん・・・」
唇にあてがわれた指を彼女は汚がりもせず、むしろ愛おしそうに舌を使って
蜜を舐めとっていく。
『可愛い奴だ・・・』
 すっかり従順になったメイドの奉仕する姿を見ながら健一郎はそう思った。
さっきまで我慢の限界近くまで高まっていた欲情は、どういうわけか
彼女がイったのを見た途端解消されてしまったようだ。
心の共有感は相手の満足で自分も満足する時があるらしい。
今は性欲を解消させるより、彼女の愛おしい顔を眺めていたかった。

愛液のほとんどを舐め取り終え、べたつきがなくなったのを健一郎は確認する。
「うん、ごくろうさん。それじゃ今度はこっちの番だな」
体を下にずらしてユカの足の間に割って入る。両の膝小僧を支え持ち
その中央を見つめると、そこはおねしょでもしたかのようなひどい状態になっていた。
「すごいなこりゃ。べとべとどころかぐしょぐしょだぞ。あんなに指が汚れた訳だ」
「やぁ、やだ・・・」
 彼の言葉に思わずそこを両手で覆い隠すユカ。
薄いピンクのパジャマは愛液でぐっしょりと濡れ、下腹部からお尻の方まで
広げた手でも覆いきれないほどの範囲を汚していた。
 ねっとりと張り付いた布地に性器が透けて見え、うっすらと生える恥ずかしい体毛も
割れ目も花びらも膨らんだクリトリスもはっきりと判る程になっている。

 下半身から立ち昇る愛液と甘酸っぱい体臭の混じった香りが彼を誘惑しはじめる。
満たされた精神ではなく、まだ解消されていない彼の肉の部分がユカを求めて欲情する。
 その本能に従い、彼は腰の脇に手を伸ばしてパジャマをつかむと
ゆっくり引き降ろして最後の一枚を脱がし始めた。
「あっ・・・」
「別にいいだろ?このままでもどうせ透けて丸見えなんだから。
 それに、濡れたままだと冷えて風邪をひくぞ」
彼の気遣う言葉が本心なのか脱がせる理由なのか判断できなかったが
ユカは黙って従う事にした。
 見られるのは恥ずかしいが、彼を困らせたくない気持ちの方が強かった。
彼女は黙って腰をもたげ、脱がせやすいように下半身を浮かす。

『そうよね、これは儀式なんだわ』
自分の全てを主人にゆだね、身も心も彼のものとなる為の、メイドと所有者の契約の儀式。
ユカは、昼間健一郎に聞かされた事の意味を今、ようやく理解できたような気がした。

 彼女が色々思いを巡らす間もパジャマは下へと降り続ける。
柔らかそうな下腹部、いやらしく濡れる腿の間、美味しそうな太股が順番に姿を見せる。
膝小僧より下まで降ろしたのち、片方づつ足を抜くと
彼女は完全に生まれたままの姿になってしまった。
 もう用のなくなった布きれを放り投げ、健一郎はじっくりと彼女の全身を観察する。
すべすべしていそうな白い肌。小ぶりな胸にすっかり尖ったピンクの小塔。
まだ未熟な腰のラインとだらしなく力を抜いた太股。そのどれもが愛らしい。

 全身を観察し満足した後、両脚の間に顔をうずめる健一郎。
ふっと、浴室で匂ったバラのソープの香りが鼻をかすめる。
ユカは自分のあそこに主人の吐息が当たるのを感じ
大事な部分をすぐ間近で見られているのが判った。
『あ・・・なんか、どきどきしてきた』
鼓動が高まる。これからされる行為への不安と緊張
そして興奮によるものなのだろう。

「素敵な形をしてるね。すごく美味しそうだ」
じっくり観察しながら彼が感想を漏らす。
「奥まで見せてもらうよ」
「あん・・・だめぇ、そんなとこまで・・・」
彼女の言葉を無視し、親指を果肉にあてがい、柔らかい狭間を左右に開く。
複雑な形をした女性器の全てを健一郎はゆっくり時間をかけて目で楽しんだ。
「すっかりぐしょぐしょだな、どんどんあふれてきてるぞ」
『恥ずかしい・・・奥まで見られてる』
 思わず両手で顔を覆ってしまう。なぜだか下を隠そうとは思わなかった。
書斎部屋の時よりもずっと興奮する『見られる』という感覚。
自分自身ですらそんなに観察したことのなかった大事なところを
今、主人に一つ残らずさらけ出しているのだ。

 ユカはいつの間にか自分が見られる事に喜びを感じているのを発見した。
すべてをゆだね、誰かのものとなる喜び。恥ずかしい部分を見られる喜び。
自分の中に初めて起こる新しい気持ちに、彼女はとまどい、困惑していた。

 そんな彼女の変化に気づきもせず、彼は局部の観察を続ける。
人差し指と中指も駆使し、秘部全体を広げるようにして構造物の一つひとつを
目に焼き付けるかのようにじっくりと堪能し続けた。
「ひだひだが充血してるぞ、ピンクというより赤っぽいな」
「あっ・・・あんまり見ないでぇ。恥ずかしぃ・・・」
「入り口もひくひくしてるぞ。すごくいやらしい動きだ」
指を伸ばし、上の方にある包皮で包まれたものをめくる。
「なんだ、クリトリスもこんなに膨らんでるじゃないか」
「ぁん・・・ふ・・」
下の方にも視線を移し、先ほどいじっていた小菊の鑑賞もする。
「お尻の穴も動いてるぞ。また指を入れて欲しいのか?」
「んぅ・・そんなんじゃ・・」
 恥ずかしいのに、嫌なのに、なぜかもっと見て欲しい。さわって欲しい。
自分がどんどんいやらしい女になってしまう。健一郎によって自分が徐々に変えられていく。
そう思っただけでユカはますます自分が興奮し、淫らな愛蜜がどんどん
あふれてしまうのがわかった。

「おっと、あんまりやると広げ癖がつくな」
彼は指を離してその部分を元の状態に戻してやった。
 そして次に人差し指を割れ目の上の方にあて、ゆっくりと片方のひだに沿って
下に降ろす。下までくると今度は逆をたどって上に戻る。
その刺激に反応し、彼女の花びらがひくひくと淫靡にうごめいた。
「ああ・・やだぁ・・・」
「どうした、もっと欲しいのか?」
「あの・・・その・・・・・」
「下の口は正直でお利口さんだが。上の口はなんて言うつもりだ?」
しばしの戸惑いの後、ユカは本心を答える。
「・・・・はい。して欲しいです・・・」
 自分の性の欲望に素直になったメイドに、主人は少し驚いたが
すぐに彼女が従順になった事を理解し、喜んだ。

「いがいとあっけなく素直になったね。それじゃ、とっておきのご褒美をやろう」
健一郎はパジャマの蜜で濡れている白い太股に口づけをする。
そして、ねっとりと舌を使って彼女のぬめる粘液を舐め取り始めた。
「あぁ・・・そんな、そこまでしなくても・・・汚いから・・・」
「自分でも舐めてたじゃないか。それにけっこう美味いぞ」
やや塩っけのある味が口に広がる。彼はその粘液をためらいも無くごくりと飲み干した。

 舌は少しづつ中央に近づき、割れ目がそれを期待するかのように肉をひくつかせていた。
「いい匂いがするね。よく洗っておいてよかったな」
 秘部の香りを楽しみながら、彼女のふたなりのふくらみに舌を這わせはじめる健一郎。
右側をゆっくりと舐め上げ、そして反対側にももう一度。
「んふ・・・はぁっ・・・・」
 指とは違うぬるぬるする舌の感触に、ユカは思わず腰を持ち上げる。
下半身が勝手に刺激を欲しがってあそこを更に突き出してしまう。
 それに応じて、彼は割れ目の両の肉を口で吸い
それから亀裂に沿って舌先ですっと舐め上げた。
「あはぁっ!・・・・それ・・もっとぉ・・・」
 一段と腰を高くするユカ。そのまま願いどうりに何度も割れ目を舐め上げられ
脳の奥までとろけそうなじんじんする刺激に、彼女は夢中になっていた。
「はふ・・・んん・・・あっあっ・・・・き、気持ちいいよぉ」

 単調な舌の舐め上げで、少し気配りに余裕のできた健一郎は
ふくよかな尻を撫で支えていた両手を上に持っていく。
 そしてまるで左右が別な生き物になったかのようにその指を
なめらかな白い肉体の上へ這い回らせ始めた。

 撫でられるのが好きな脇腹を攻め、反対の手で乳房を揉み
尖る先端を指の間で摘まむ。かと思うと、へそを中心としたあたりを撫で回し
反り返って空間のできた背筋を2本指で撫で上げる。
「はひ・・あっ、あぅん!・・・すご・・んふ・・・」
指を広げた手が脇腹を這い上がり、胸を揉みしだいた後、彼女の手を握る。
足の指の間や裏までもいじり、ふくらはぎや膝小僧をすりすりと撫でる。
舐められながら全身をいじられる快楽に彼女は狂いそうなほど喜びの声をあげた。
「あひぃ!ああっ!どうにかなっちゃいそぉ・・・あっ!あっ!」

すっかり開ききった脚の間から止めど無く蜜が溢れ、快楽の涙が頬を伝った。
「ふふ、きりがないな。奥まで掃除してやるぞ」
表面を舐め回すだけだった彼の舌がその動きを変える。
舌先をとがらせ突き出すようにし、充血する肉の狭間をほじっていく。
「ああっー!い、いいっ!・・・もっとぉ!・・奥まで・・・はぁん!」
複雑なつくりのひだのしわを裏も表も丹念に一つ一つほじくり
女性のとば口に差し入れる。続いて舌先をずらし会陰をじっくり攻めると
彼女はもっと強い刺激をそこに要求した。
「あぅ・・・そこは、指の方が・・・」
「ぐりぐりされるのがいいのか?」
「・・・そうなの・・・んふぅ、して・・・」
「すけべなおねだりだな。こんないやらしい娘は他にいないぞ」
「あぁ・・・言わないでぇ・・」

『これならすぐにまたイきそうだな』
彼女の会陰を人差し指でぬちぬちと音を立たせながら健一郎は考える。
口での攻撃を上に移し尿道口を舌でいじってやると、彼女がひくんっと
逃げるように腰を引き、背中を退け反らせた。
「あっ、も、もれちゃう!」
「ご主人様の顔におしっこをかける気か?我慢するんだ」
「ひぃ!あっ、あっ!んぅ!」

『いやまて、最初からアブノーマルはやばいぞ。初めてなんだからな。
 まったく男ってのは色々考えなきゃいけないからやっかいだ・・・』
 そう自分に愚痴りながら、彼はそこから舌を離した。そしてそのまま責めを
上に移動させ、待ち望んでいたかのように震える陰核をそっと舐める。

「あーーーーっ!あーーっ!」
 生まれて初めて感じる極上の快楽にユカの頭はもう何も考えられなくなっていた。
ただただ彼の舌を求めて腰を突き出し、シーツを握り締め本能のままに喘ぎ叫ぶ。
頭の中が真っ白になる感覚が何より嬉しかった。
 粘液越しに快楽を与えていた舌先が何度も舐めていくうち、その粘つきが
剥ぎ取られる。ざらざらとする舌の、新しく更に激しい快楽を甘受し
彼女はいっそう身悶えた。
「ああーっ!んふぅ!はっはっ、はあぁあーー!」

 会陰をこね回す指はいつの間にか彼女のとば口へと移っていた。
入り口をいじり、ひくつき具合を楽しんだ後その指はゆっくりと中へ進み始める。
「あっ!あっ!は、入ってくるぅ!」
初めて体験する『入れられる』感覚。舐められている部分とはまた違う快感が
彼女の肉体に加わる。肉芽への刺激が、鋭い針で刺される痛みをそのまま快楽に
変えたとするなら、膣への感じは腹を殴られたように臓物の奥へずんとくるものだった。
「あっ!あひぃ!・・・はぁあん!」

 健一郎は肉のきつさから彼女の処女を確認すると奥へゆっくりと指を進めていった。
きゅっきゅっと、きつく締め付けるその内壁に痛みを感じさせないように
その動きを抑えつつも少しずつ進行を続け
とうとう彼は指をつけ根まで埋没させてしまった。
「処女ってのは、本当だったんだな」
「はい・・・んっ、ご、ご主人様が・・・初めてです」
「そうだな、なら痛くないようにほぐしておくか」
そう言うと、一旦奥まで入れた指をじわじわと引き抜き、またゆっくりと差し入れる。
内部の肉を柔らげる為に指を何度も往復させる。

「ひぃん!ああっ!い、いいっ!きもちいいよぉっ!」
痛がらないのを確認した健一郎は舌の動きも合わせ、だんだんと指のリズムを
速めていった。ちゅぷちゅぷという淫らな音が辺りに響く。
「あっ!いっ!ま、また、またイっちゃいそうっ!」
ユカは我慢できない尿意のような感覚をまた感じ始めた。
太股やお尻の筋肉、花びらを含めた下半身の全てを痙攣させ、彼女が叫ぶ。
「イってしまえよ。何度でもイかせてやるぞ」
 彼はそれに答え指先を曲げてつぷつぷと動かし、膣壁に感じる快楽を増加させた。
そのまま口の中の弾力ある肉芽を軽く愛噛する。
「あっ!だめっ、だめえぇえ!イっちゃうよぉお!」
 愛液が刺激に反応してとろとろと溢れた。指を締め付ける痙攣の周期がしだいに
狭まって激しさを増していき、ぶるぶると震えたのち、とうとう限界を突破する。
「あっ!あっ!イくぅ!ああっーーーーー!」
二度目の絶頂。ひくつく肉が彼の指を何度も締め付け
そこから蜜がぷしゅうっと溢れ出す。
嬉しさのあまりこぼれた涙が流れ落ち、シーツに小さなしみをつくった。


 その後、健一郎に抱きしめられる感触でユカはようやく我に返った。
「気がついたか?初めてで何度でもイけるなんて、すけべな体だな」
「・・・・ご主人様が、上手だから・・・」
そう言ってうるんだ眼差しで主人の顔を見つめる彼女。
 そのうちユカはなんだか自分ばかり気持ちよくしてもらった事が
だんだん申し訳ないような気分になりはじめた。
『お返しに奉仕してあげたい』そんな切ない気持ちでいっぱいになってくる。
「あの、できればでいいんですけど・・・」
「なんだ?」
「あたしも、その、ご主人様を・・・あの、気持ちよくさせたいんです。
 どうすればいいか・・・教えてもらえませんか?」
 彼女の申し入れに、健一郎はただ驚くばかりだった。
まさか自分からしたいと言い出すとは思ってもみなかったからである。
頭の中に思い描いていたのは、嫌がるメイドを毎晩陵辱する
一方的な肉奴隷の風景だったが、その考えはいともあっさり崩れてしまった。

 股間のものは既に暴発寸前で、すぐにも彼女の中へ放出してしまいたかった。が
『もう少しだけは持ちそうだ。計画を変更させるのも良いだろう』と考え
彼女に口での愛しかたを教える事にした。

 トランクスを脱いで仰向けになり、開いた足の間に彼女を跪かせる。
彼女は風呂場で見た時よりはるかに固く反り返るそれに手を差し伸べてぎゅっと握る。
彼はさっき指を舐めたのと同じ要領でするように指示した。

それに従い、ユカはちろちろと舌と突き出して彼の肉棒を愛おしそうに舐め始める。
「なかなかうまいぞ、次は咥えてみるんだ」
言われるままにその先端をほおばり、舌先で裏のすじの部分を舐め擦る。
「んくっ!」
突然苦しそうな声を上げる健一郎にユカが驚き、口を離す。
「あ、大丈夫です?あの、申し訳ありません・・・」
「いや、出そうになっただけだ。続けてくれ」
 彼女の舌使いは思ったよりうまく、健一郎はその後も幾度か暴発しそうになった。
最初の一回は彼女の中にしようと考えていた彼は
しだいにもうこのまま口の中に出すのもいいかと思いはじめる。
「そ・・そろそろ出すぞ。全部飲めよ」
「はふ・・・ふぁい・・・」

『イく時は強くしてもらったっけ・・・』そう考えたユカは上下に擦る指と
亀頭をほおばった唇と舌を今まで以上に激しく動かし始めた。
「うっ、くっ!い、いくぞ!」
びくん!びくん!と2、3度痙攣した彼の肉棒が
その先端から粘つく液をどくっどくっとユカの口内に放った。
『うわ、すごく多い・・・』むせるような独特の妙に生臭い味が広がる。
 一回では飲みきれない程の量を喉に受け
まさかこれほど大量だとは思ってなかった彼女はびっくりしてしまった。
だが、それでも吐く訳にはいかず数回に分けてどうにかその粘液を飲み下す。
「けほっ!けほっ!」
「よく飲み干したな、えらいぞ」
「で、でも、少しこぼれちゃって・・・」
「そのぐらい、いいよ」
不慣れな行為の失敗にとまどう彼女をなだめた後
健一郎は我に返り、一度出してしまった事を後悔しはじめた。
『しまったな、回復するのに時間がかかるぞ。まぁ出してしまったものは
 仕方が無い。少し休憩だ』

契約の夜はまだ先は長く。時間は十分にある。お楽しみはこれからである。

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